ダイヤモンドエレクトリックホールディングス株式会社は、自動車機器事業、エネルギーソリューション事業、電子機器事業を柱とする持株会社です。
- 主要製品: 自動車用点火コイル(世界シェア上位)、太陽光発電用パワーコンディショナ、蓄電ハイブリッドシステム、空調機器用リアクター、電子制御機器。
- 主要顧客: ダイキン工業株式会社が連結売上高の16.1%(147億6,500万円)を占める最大顧客です。その他、自動車メーカー等、上位10社グループへの売上集中度は62.7%に達します。
- 競合環境: 自動車の電動化に伴う点火コイル市場の変容や、再生可能エネルギー分野での価格競争、欧州におけるヒートポンプ需要の政策動向に左右される厳しい環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-30 提出)収益性
営業利益率
2.5%
≧10%が優良
ROA
2.8%
≧5%が優良
ROE
3.8%
≧10%が優良
ROIC
1.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
887.0%
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 原材料高の価格転嫁と生産性改善により、営業利益は前期比883.5%増の22億7,000万円と急回復し、最終損益も4億1,100万円の黒字に転換。
- エネルギーソリューション事業が利益の柱となる一方、電子機器事業は欧州の政策変更による需要減で売上高が15.0%減となるなど、セグメント間で明暗。
- 自己資本比率は14.4%と低水準ながら、資本準備金を切り崩して繰越利益剰余金の欠損を解消する財務健全化策を実施し、復配(年25円)を維持。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-12 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 3.8億円 / 予想: 20.0億円
+6250.0%
売上高
実績: 229.3億円 / 予想: 943.0億円
+7.6%
2Q
営業利益
実績: 13.9億円 / 予想: 20.0億円
+23033.3%
売上高
実績: 466.3億円 / 予想: 917.0億円
+5.7%
3Q
営業利益
実績: 18.9億円 / 予想: 21.0億円
+74.4%
売上高
実績: 709.6億円 / 予想: 950.0億円
+5.6%
3行解説
- 大幅増益も通期下方修正: 第3四半期(Q3)累計の営業利益は前年同期比74.3%増の18.8億円と急回復したが、同時に通期計画の営業利益を下方修正(21億円、前期比7.5%減)しており、先行きに不透明感が漂う。
- 内燃機関回帰が追い風: EV需要の減速を受け、米国・中国で内燃機関搭載車向けの点火コイル需要が増加。自動車機器事業の利益が前年同期比188.0%増(7.5億円)と、業績回復を牽引した。
- 地政学・コストリスクへの警戒: レアアース供給問題、原材料高、米トランプ政権による関税影響を「重石」と表現。Q3時点での高い利益進捗にもかかわらず、Q4のコスト増を見込んだ慎重な姿勢が目立つ。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +74.4% | +2.1% | +6.9% | +6.5% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | +23033.3% | +14.0% | +13.4% | -2.0% | -3.4% |
| 2025-08-14 | 2026年3月期 第1四半期 | +6250.0% | +2.1% | -1.7% | -5.3% | -8.1% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +787.0% | -3.3% | -4.3% | -3.3% | -4.2% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | — | +8.1% | +9.5% | +17.9% | +12.6% |
有価証券報告書
2025-06-30 有価証券報告書-第7期(2024/04/01-2025/03/31)