株式会社アクセルは、パチンコ・パチスロ(遊技機)市場向けに特化したファブレスの半導体メーカーです。
- 事業内容: 遊技機向けのグラフィックスLSI(画像処理チップ)やメモリモジュールを主力とする「LSI開発販売関連事業」と、AI(ailiaフレームワーク)、ブロックチェーン、セキュリティ関連のソリューションを提供する「新規事業関連事業」の2本柱で構成されています。
- 主要製品・サービス: 主力製品は遊技機向けグラフィックスLSIで、同市場の売上が全体の約95%を占めます。
- 主要顧客: エレクトロニクス商社が主で、緑屋電気(売上高比率62.3%)、加賀電子(16.2%)、加賀FEI(15.8%)の3社で売上の大半を占めます。
- 競合環境: 遊技機市場が成熟・縮小傾向にある中、部材のリユース(再利用)の進展により、新品LSIへの需要は厳しい競争と市場環境の変化にさらされています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
9.6%
≧10%が優良
ROA
9.5%
≧5%が優良
ROE
7.6%
≧10%が優良
ROIC
7.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-13.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
-39.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-45.0%
≧10%が優良
3行解説
- 遊技機市場の減速と部材リユースの進展により、売上高152.44億円(前期比13.2%減)、純利益9.78億円(同44.8%減)の大幅な減収減益。
- 営業キャッシュ・フローが15.75億円の赤字に転落し、棚卸資産が前期比約1.6倍の39.08億円へ急増するなど、資産の効率性に懸念。
- 配当を81円から45円へ大幅減配する一方、2.5億円を上限とする自社株買いを発表し、株主還元の維持と資本効率向上を模索。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-11 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 8.1億円 / 予想: 10.0億円
+52.8%
売上高
実績: 40.3億円 / 予想: 120.0億円
-0.8%
2Q
営業利益
実績: 11.5億円 / 予想: 13.9億円
+22.5%
売上高
実績: 76.3億円 / 予想: 137.7億円
-6.2%
3Q
営業利益
実績: 14.7億円 / 予想: 13.9億円
+13.2%
売上高
実績: 109.8億円 / 予想: 137.7億円
-7.6%
通期
営業利益
実績: 16.6億円 / 予想: 未開示
+13.9%
売上高
実績: 146.6億円 / 予想: 未開示
-3.9%
3行解説
- 2026年3月期は、売上高が前期比3.9%減の146.56億円となる一方、高付加価値製品への移行により親会社株主に帰属する当期純利益は同25.7%増の12.3億円と大幅な増益を達成。
- AI事業の売上高が前期比96.0%増の8.62億円と急成長し、セグメント損失も前期の4.95億円から1.68億円へと大幅に縮小、新たな収益柱としての存在感が増大。
- 次期(2027年3月期)は、メモリ価格の高騰による原価上昇や研究開発費の増加を見込み、増収ながらも営業利益は27.9%減の12億円となる減益予想を公表。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-11 | 2026年3月期 通期 | +13.9% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | +13.2% | -3.2% | -10.4% | -10.2% | -13.0% |
| 2025-11-06 | 2026年3月期 第2四半期 | +22.5% | -0.5% | -7.9% | -10.2% | -18.0% |
| 2025-08-05 | 2026年3月期 第1四半期 | +52.8% | -0.9% | +11.6% | +10.9% | +18.1% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | -39.8% | -1.0% | -7.3% | -18.0% | -15.2% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | -38.7% | +0.0% | -9.0% | -8.6% | -15.0% |
有価証券報告書
2025-06-18 有価証券報告書-第30期(2024/04/01-2025/03/31)