株式会社京三製作所は、1917年創業の信号システムおよびパワーエレクトロニクスの大手メーカーです。
- 事業内容: 鉄道信号システム(連動装置、ATC等)、道路交通管制システム(交通信号灯器等)、産業機器用電源装置の製造・販売。
- 主要製品: 電子連動装置、ホームドア、交通信号灯器(LED化推進)、半導体製造装置用電源。
- 主要顧客: JR各社、大手私鉄、官公庁(警察庁等)、半導体・FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置メーカー。
- 競合環境: 鉄道信号では日本信号、大同信号と市場を分け合う寡占状態。パワーエレクトロニクス分野では国内外の電源メーカーと競合。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
7.2%
≧10%が優良
ROA
4.8%
≧5%が優良
ROE
9.4%
≧10%が優良
ROIC
5.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
21.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
145.4%
≧10%が優良
EPS成長率
39.3%
≧10%が優良
3行解説
- 業績急拡大: 鉄道信号の堅調な需要と半導体市場の回復により、売上高は前年比21.0%増、親会社株主に帰属する当期純利益は同39.3%増と大幅な増収増益を達成。
- 収益性の改善: パワーエレクトロニクス事業が前年度の赤字から黒字転換(セグメント利益11.91億円)し、全社的な利益率を牽引。ROEも9.4%まで向上。
- 株主還元の強化: 配当を前年比3円増の23円とし、新たに5億円(100万株)を上限とする自社株買いを発表。DOE(自己資本配当率)2%台半ばを目安とする新方針を打ち出した。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -16.4億円 / 予想: 47.0億円
-12.1%
売上高
実績: 122.5億円 / 予想: 860.0億円
+24.9%
2Q
営業利益
実績: -15.2億円 / 予想: 47.0億円
-7.9%
売上高
実績: 318.0億円 / 予想: 860.0億円
+21.4%
3Q
営業利益
実績: -7.7億円 / 予想: 47.0億円
-78.1%
売上高
実績: 493.7億円 / 予想: 860.0億円
+6.8%
3行解説
- 信号システム事業の受注が前年同期比175億円増と極めて好調な一方、パワーエレクトロニクス事業の赤字転落が響き、営業損失が7.7億円へ拡大。
- 通期計画に対する純利益進捗率は7.5%と低水準だが、2026年2月に成立した係争案件の和解(4.5億円の特別利益計上予定)が第4四半期の底上げ要因となる。
- 期末に向けた仕掛品の積み増しにより、短期借入金が117億円急増。例年以上の「第4四半期偏重型」の業績・資金繰り構成となっている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -78.1% | -3.5% | +4.9% | -3.3% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | -7.9% | -0.4% | -1.1% | +3.9% | +2.8% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -12.1% | -0.8% | -3.4% | -0.8% | -7.8% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +145.4% | -0.1% | -0.4% | -1.3% | -0.6% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +84.6% | +0.4% | -3.4% | -1.9% | -4.9% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第160期(2024/04/01-2025/03/31)