日本航空電子工業(JAE)は、コネクタ、インターフェース・ソリューション機器、および航機(航空・宇宙用)電子機器の製造・販売を主軸とする電子部品メーカーです。
- 主要製品: 携帯機器・車載用コネクタ(売上の87%を占める中核)、タッチパネル、飛行制御装置、慣性航法装置など。
- 主要顧客: 独立系商社の三信電気株式会社が売上高の21.7%(480.08億円)を占める主要な販売先です。
- 競合・市場環境: スマートフォンの高機能化、自動車の電動化(EV)・ADAS(先進運転支援システム)の進展を背景に、高い技術力を背景とした高付加価値市場に強みを持ちますが、民生品市場のサイクルや地政学リスクの影響を強く受ける環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
7.0%
≧10%が優良
ROA
6.9%
≧5%が優良
ROE
8.9%
≧10%が優良
ROIC
7.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
8.3%
≧10%が優良
EPS成長率
25.5%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は前年比1.8%減の2,216.44億円と微減ながら、コネクタ事業の価格適正化により営業利益は同8.3%増の156.15億円を確保。
- 自己株式2,200万株(約555億円)の消却を実施し、1株当たり純資産(BPS)は1,981.53円へ上昇、自己資本比率は62.0%と財務健全性が大幅に改善。
- 防衛予算増額を背景に「航機事業」を第4の重点市場に格上げし、2025年度売上高2,400億円の目標達成に向けた挽回を図る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-24 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 14.8億円 / 予想: 185.0億円
-60.8%
売上高
実績: 516.0億円 / 予想: 2400.0億円
-7.1%
2Q
営業利益
実績: 47.6億円 / 予想: 100.0億円
-48.4%
売上高
実績: 1104.4億円 / 予想: 2250.0億円
-2.7%
3Q
営業利益
実績: 59.2億円 / 予想: 100.0億円
-48.3%
売上高
実績: 1667.9億円 / 予想: 2250.0億円
+0.2%
通期
営業利益
実績: 89.4億円 / 予想: 未開示
-42.8%
売上高
実績: 2278.7億円 / 予想: 未開示
+2.8%
3行解説
- 2026年3月期は、売上高が2,278億72百万円(前年同期比2.8%増)と増収を確保した一方、主要原材料(金、銅)の価格高騰や新製品立上げに伴うコスト増により、営業利益は89億37百万円(同42.8%減)と大幅な減益を記録。
- 2027年3月期の通期予想では、売上高2,400億円(前期比5.3%増)、営業利益95億円(同6.3%増)と回復を見込むものの、親会社株主に帰属する当期純利益は60億円(同15.1%減)と慎重な見通し。
- 配当については、2026年3月期は年間60円を維持したが、次期(2027年3月期)は不透明な事業環境を背景に、年間50円への減配を予想。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-24 | 2026年3月期 通期 | -42.8% | +2.1% | -2.5% | — | — |
| 2026-01-28 | 2026年3月期 第3四半期 | -48.3% | -1.4% | -2.5% | -3.8% | -10.4% |
| 2025-10-30 | 2026年3月期 第2四半期 | -48.4% | +0.3% | -18.7% | -13.3% | -13.6% |
| 2025-07-23 | 2026年3月期 第1四半期 | -60.8% | -0.6% | -4.4% | -4.3% | -2.0% |
| 2025-04-23 | 2025年3月期 通期 | +8.3% | +0.7% | -2.3% | +1.0% | +6.0% |
| 2025-01-29 | 2025年3月期 第3四半期 | -0.4% | +0.9% | -0.8% | -3.8% | -4.8% |
有価証券報告書
2025-06-18 有価証券報告書-第95期(2024/04/01-2025/03/31)