ファナック株式会社は、工場の自動化を実現する「ファクトリー・オートメーション(FA)」の世界的リーダーです。主要製品は、工作機械の脳にあたるCNC装置やサーボモータ(FA部門)、産業用ロボット(ロボット部門)、そして小型切削加工機「ロボドリル」や電動射出成形機「ロボショット」(ロボマシン部門)の3本柱で構成されます。世界4大ロボットメーカーの一角であり、自社工場での高度な自動化と、世界中どこでも受けられる「生涯保守」を強みに、製造業全般を顧客としています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
19.9%
≧10%が優良
ROA
8.2%
≧5%が優良
ROE
8.5%
≧10%が優良
ROIC
7.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
11.9%
≧10%が優良
EPS成長率
12.2%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は7,971億円(前期比0.2%増)と微増ながら、徹底した経費削減により純利益は1,475億円(同10.8%増)と2桁増益を確保した。
- ロボマシン部門が中国市場の需要回復で33.1%増と急伸した一方、ロボット部門は欧米のEV投資停滞や在庫調整により13.5%減と明暗が分かれた。
- 自己資本比率89.0%という極めて強固な財務基盤を背景に、配当性向60%の維持と500億円規模の自社株買いを継続するなど、株主還元姿勢を一段と強めている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-24 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 424.3億円 / 予想: 1595.0億円
+28.7%
売上高
実績: 1963.6億円 / 予想: 8070.0億円
+0.6%
2Q
営業利益
実績: 859.6億円 / 予想: 1759.0億円
+13.7%
売上高
実績: 4075.7億円 / 予想: 8188.0億円
+5.1%
3Q
営業利益
実績: 1277.0億円 / 予想: 1729.0億円
+15.6%
売上高
実績: 6233.1億円 / 予想: 8407.0億円
+6.5%
通期
営業利益
実績: 1837.6億円 / 予想: 未開示
+15.7%
売上高
実績: 8578.3億円 / 予想: 未開示
+7.6%
3行解説
- 2026年3月期通期は、売上高8,578億円(前期比7.6%増)、営業利益1,837億円(同15.7%増)と増収増益で着地。
- ロボット部門が中国でのEV・一般産業向け需要を捉えて14.9%増と牽引したが、ロボマシン部門は日本・アジアでの低迷により5.8%減と明暗が分かれた。
- 次期予想は売上高9,096億円と成長持続を見込むほか、500億円を上限とする自己株式取得の実施を公表し、株主還元姿勢を強化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-24 | 2026年3月期 通期 | +15.7% | -1.3% | — | — | — |
| 2026-01-26 | 2026年3月期 第3四半期 | +15.6% | -0.6% | -5.5% | -3.4% | -13.4% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +13.7% | +0.0% | +4.2% | +2.5% | +21.9% |
| 2025-07-25 | 2026年3月期 第1四半期 | +28.7% | -3.8% | -0.2% | -4.3% | -9.4% |
| 2025-04-23 | 2025年3月期 通期 | +11.9% | +0.5% | +1.8% | +6.5% | -0.2% |
| 2025-01-27 | 2025年3月期 第3四半期 | +2.9% | -1.7% | -7.5% | -4.6% | -9.8% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第56期(2024/04/01-2025/03/31)