株式会社エンプラスは、エンジニアリングプラスチックの超精密加工をコア技術とする専業メーカーです。世界14の国と地域に展開するグローバル企業であり、海外売上高比率は約82%に達します。
- 主要事業と製品:
- Semiconductor事業: 各種ICテスト用ソケット、バーンインソケット(サーバー・AIサーバー向けが主力)。
- Life Science事業: 遺伝子検査用製品、マイクロ流路デバイス。
- Digital Communication事業: 光通信用光学デバイス、LED用拡散レンズ。
- Energy Saving Solution事業: 自動車・OA機器向けの超精密高精度ギヤ(EV化対応製品が伸長)。
- 主要顧客・競合環境: 特定顧客への依存度は低く(売上10%超の顧客なし)、微細加工技術を背景に高付加価値ニッチ市場で独自の地位を築いています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
13.9%
≧10%が優良
ROA
8.6%
≧5%が優良
ROE
7.2%
≧10%が優良
ROIC
7.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
13.8%
≧10%が優良
EPS成長率
14.4%
≧10%が優良
3行解説
- ライフサイエンス事業が新規量産品の立ち上げとコスト構造改善により黒字転換(営業利益4.5億円)し、全社利益を牽引。
- 自己資本比率88.0%という極めて強固な財務基盤を背景に、将来の成長投資として研究開発施設等に合計63.7億円の設備投資を実施。
- 為替の円安進行が収益を押し上げた一方、デジタルコミュニケーション事業の在庫調整継続や半導体市場の回復遅れが一部足かせとなった。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-30 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 9.1億円 / 予想: 25.0億円
-58.0%
売上高
実績: 90.0億円 / 予想: 380.0億円
-15.1%
2Q
営業利益
実績: 30.5億円 / 予想: 53.0億円
-9.0%
売上高
実績: 209.0億円 / 予想: 410.0億円
+6.1%
3Q
営業利益
実績: 52.0億円 / 予想: 63.0億円
+27.3%
売上高
実績: 323.7億円 / 予想: 425.0億円
+12.4%
通期
営業利益
実績: 61.6億円 / 予想: 未開示
+16.6%
売上高
実績: 425.4億円 / 予想: 未開示
+11.7%
3行解説
- 2026年3月期は、生成AI需要の急拡大を背景に半導体事業が牽引し、売上高(前年同期比11.7%増)および各段階利益で大幅な増益を達成。
- 一方でデジタルコミュニケーション事業は、テレビ市場の低迷や新製品の立ち上げ遅れにより、売上高が66.2%減と急減し営業赤字へ転落。
- 次期(2027年3月期)は2桁増収を見込むものの、地政学リスクに伴う原油・原材料高の影響を精査中として、純利益は4.5%減の保守的な予想。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年3月期 通期 | +16.6% | +4.5% | -21.7% | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +27.3% | -2.9% | +38.4% | +45.3% | +27.1% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | -9.0% | +3.2% | +8.6% | +25.2% | +15.5% |
| 2025-07-28 | 2026年3月期 第1四半期 | -58.0% | +2.9% | +21.5% | +17.5% | +29.6% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | +13.8% | +0.6% | -8.6% | -9.2% | +2.6% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +14.9% | +0.5% | -16.0% | -3.5% | -14.8% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第64期(2024/04/01-2025/03/31)