短信要約
1. 要点
- 営業利益が前年同期比で半減(-52.7%):主力であるコンデンサ事業において、欧州でのEV需要減退や在庫調整が直撃し、大幅な減益となった。
- NECST事業が収益を支える:家庭用蓄電システムやEV急速充電器が堅調に推移し、コンデンサ事業の苦戦を補う成長エンジンとして機能している。
- 純利益の進捗率は117%超、増配を発表:投資有価証券売却益の計上により純利益は既に通期計画を超過。これに伴い、期末配当予想を1円増、年間35円(前期比2円増)へ上方修正した。
2. 直近の業績と進捗率
第3四半期累計の連結業績は、売上高1,327億円(前年同期比4.3%減)、営業利益37億円(同52.7%減)、純利益71億円(同10.6%減)となりました。
通期計画に対する進捗率:
- 売上高:75.4%(前年同期 77.1%)
- 営業利益:72.3%(前年同期 89.3%)
- 純利益:117.3%(前年同期 78.5%)
売上・営業利益は前年同期に比べ勢いが鈍化していますが、純利益については投資有価証券売却益26億円(特別利益)が大きく寄与し、既に通期予想(61億円)を大幅に超過する異例の進捗となっています。
3. セグメント別のモメンタム
- コンデンサ事業(減速):売上高743億円(8.5%減)、営業利益10億円(80.5%減)。BEV(電気自動車)の成長鈍化や欧州顧客の在庫調整が響いています。ただし、生成AIサーバー等のデータセンター向け導電性高分子アルミ固体電解コンデンサは好調を維持しています。
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今期累計実績
2024-04 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1327.5億円 | -4.3% | 1387.5億円 |
| 営業利益 | 37.6億円 | -52.7% | 79.5億円 |
| 経常利益 | 62.7億円 | -35.8% | 97.7億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 71.6億円 | -10.6% | 80.0億円 |
| 包括利益 | 68.0億円 | -33.4% | 102.0億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 104.62円 | — | 117.01円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | 105.75円 |
財務状態
| 項目 | 2024-12末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 2025.2億円 | 2069.4億円 |
| 純資産 | 1181.7億円 | 1138.4億円 |
| 自己資本比率 | 56.7% | 53.6% |
| 自己資本 | 1150.4億円 | 1109.0億円 |
| 1株当たり純資産 | 1,678.09円 | 1,620.98円 |
通期予想
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 1760.0億円 | -3.1% |
| 営業利益 | 52.0億円 | -41.6% |
| 経常利益 | 70.0億円 | -38.6% |
| 当期純利益 | 61.0億円 | -26.1% |
| 1株当たり当期純利益 | 89.16円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 16円 | 17円 |
| 期末 | 17円 | 18円 予想 |
| 年間合計 | 33円 | 35円 予想 |