株式会社ALiNKインターネット(以下、当社)は、一般財団法人日本気象協会と共同で天気予報専門メディア**「tenki.jp」**を運営するメディア事業を主力としています。主な収益源は運用型広告を中心とした広告収入であり、「tenki.jp」は年間約60億PVを誇る国内最大級の気象情報サイトです。
2024年5月に株式会社エンバウンドを子会社化したことで、地域活性化プロジェクト「温泉むすめ」を活用した**「IPプロデュース事業」**に参入しました。競合環境としては、気象情報分野ではウェザーニューズ等の大手が存在しますが、日本気象協会の公式データを独占的に活用したメディア運営という独自ポジションを築いています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-02 期末、2025-05-30 提出)収益性
営業利益率
4.9%
≧10%が優良
ROA
2.4%
≧5%が優良
ROE
3.4%
≧10%が優良
ROIC
1.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
—
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 新事業への転換期: 従来の「tenki.jp」一本足打法から、M&Aを通じてIPプロデュース事業やダイナミックプライシング等の新規事業へ領域を拡大中。
- 財務健全性と低効率の両立: 自己資本比率90.5%と極めて高い財務安全性を誇る一方、ROEは3.5%に留まり、資本効率の改善が急務。
- M&A費用の先行: 子会社化したエンバウンド社ののれん償却や取得関連費用(約0.25億円)が利益を圧迫し、連結初年度はセグメント損失を計上。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.1億円 / 予想: 0.2億円
—
売上高
実績: 2.5億円 / 予想: 10.2億円
+32.1%
2Q
営業利益
実績: -0.5億円 / 予想: -1.3億円
—
売上高
実績: 5.1億円 / 予想: 9.6億円
+12.6%
3Q
営業利益
実績: -0.5億円 / 予想: -1.3億円
—
売上高
実績: 7.6億円 / 予想: 9.6億円
+10.0%
通期
営業利益
実績: -0.9億円 / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 10.2億円 / 予想: 未開示
+14.3%
3行解説
- 2026年2月期は売上高10.15億円(前年同期比14.4%増)を確保するも、のれんの減損損失1.86億円の計上により、親会社株主に帰属する当期純損失2.72億円(赤字転落)となった。
- 主力の「tenki.jp」がAI検索の台頭や検索エンジンのアルゴリズム変更により流入数が減少(前期比88.5%の53億PV)し、セグメント利益が36.6%減と大幅に悪化。
- 2027年2月期の通期予想は、主力の収益モデル転換(検索依存からの脱却)に伴い減収を見込むが、不採算事業の整理等により営業利益5,200万円と黒字復帰を目指す方針。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-14 | 2026年2月期 通期 | — | -0.4% | +0.0% | — | — |
| 2026-01-14 | 2026年2月期 第3四半期 | — | -2.2% | +0.5% | -6.2% | -11.7% |
| 2025-10-14 | 2026年2月期 第2四半期 | — | +2.0% | -1.9% | -2.9% | -4.8% |
| 2025-07-10 | 2026年2月期 第1四半期 | — | +0.6% | -2.6% | -6.9% | -15.8% |
| 2025-04-14 | 2025年2月期 通期 | — | +3.2% | -2.1% | -5.2% | -1.6% |
| 2025-01-14 | 2025年2月期 第3四半期 | — | +0.7% | +3.1% | +2.7% | -1.8% |
有価証券報告書
2025-05-30 有価証券報告書-第12期(2024/03/01-2025/02/28)