株式会社TORICOは、「世界を虜にする」をビジョンに掲げ、マンガビジネスを多角的に展開する企業です。主なサービスは以下の3本柱です。
- ECサービス:コミック全巻セットに特化したネット書店「漫画全巻ドットコム」を主力とし、中古・新刊の販売、トレカEC「トレオタ」を展開。
- デジタルコミック配信サービス:国内向け「スキマ」、海外向け「MANGA.CLUB」を運営。
- イベントサービス:コラボカフェや物販催事を行う「マンガ展」を国内(池袋、渋谷、大阪、天王寺)および海外(台湾、シンガポール)で展開。
競合環境としては、電子書籍市場での大手プラットフォームや、Amazon等の総合EC、大手出版取次系書店と競合しますが、紙コミックの「全巻まとめ買い」というニッチ領域での独自のデータベースと物流網に強みを持っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-30 提出)収益性
営業利益率
-7.1%
≧10%が優良
ROA
-15.6%
≧5%が優良
ROE
-52.4%
≧10%が優良
ROIC
-17.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-5.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は36.77億円(前年比5.7%減)、純損失は4.45億円となり、営業損失とマイナスの営業CFが継続したため「継続企業の前提に関する重要事象」が注記されている。
- 主力のEC事業が紙コミック市場の縮小で苦戦する一方、イベント事業はインバウンド需要や新規出店により売上高5.92億円(同22.5%増)と急成長。
- グロースパートナーズとの業務資本提携により約3億円を調達し、資金繰りの安定化と海外展開・M&Aによる構造改革を図る「背水の陣」の局面にある。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -0.7億円 / 予想: -0.1億円
+17.3%
売上高
実績: 6.8億円 / 予想: 37.5億円
-27.2%
2Q
営業利益
実績: -0.8億円 / 予想: -0.1億円
+40.3%
売上高
実績: 14.3億円 / 予想: 37.5億円
-24.4%
3Q
営業利益
実績: -0.6億円 / 予想: -1.3億円
+64.8%
売上高
実績: 23.5億円 / 予想: 30.0億円
-18.3%
通期
営業利益
実績: -0.7億円 / 予想: 未開示
+74.2%
売上高
実績: 31.9億円 / 予想: 未開示
-13.3%
3行解説
- 2026年3月期の売上高は31.87億円(前期比13.3%減)となったが、広告宣伝費や運営費の抑制により営業損失は0.67億円(前期は2.60億円の赤字)へと大幅に改善。
- 暗号資産(ETH)を約10.79億円分取得する積極投資を実施。一方で、期末の時価評価損2.54億円を営業外費用に計上したことで、経常損失は3.40億円に拡大。
- 2027年3月期は「選択と集中」を継続し、売上高2.91億円(前期比8.7%減)ながら営業利益0円(収支均衡)を目指す保守的な計画を策定。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +74.2% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +64.8% | -2.1% | -3.7% | -8.3% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | +40.3% | -5.1% | -6.6% | -22.3% | +61.6% |
| 2025-08-13 | 2026年3月期 第1四半期 | +17.3% | +1.3% | +29.3% | -78.0% | -85.2% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | -17.1% | +3.8% | +0.2% | +0.1% | +136.3% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | -18.2% | -0.3% | -0.3% | -4.5% | -10.7% |
有価証券報告書
2025-06-30 有価証券報告書-第20期(2024/04/01-2025/03/31)