株式会社西日本フィナンシャルホールディングス(以下、西日本FH)は、福岡県を強固な地盤とする地域金融グループです。傘下に地方銀行トップクラスの規模を誇る「西日本シティ銀行」および「長崎銀行」を擁し、銀行業務を中心に、証券(西日本シティTT証券)、カード(九州カード)、コンサルティング、システム開発などの金融サービスを一体的に展開しています。 主要顧客は九州、特に福岡県内の法人および個人であり、貸出金の約8割が福岡県向けに集中しています。競合環境については、九州最大の福岡フィナンシャルグループやメガバンク、ネット銀行に加え、IT企業などの異業種参入により、激しいシェア争いとデジタル化への対応が求められる環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
23.2%
≧10%が優良
ROA
0.3%
≧5%が優良
ROE
5.4%
≧10%が優良
ROIC
5.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
5.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
27.9%
≧10%が優良
EPS成長率
32.5%
≧10%が優良
3行解説
- 国内金利上昇を背景とした資金利益の増加により、親会社株主に帰属する当期純利益は309億円(前年同期比31.4%増)と、2004年の銀行合併後で実質最高益を達成した。
- 中期経営計画「飛翔2026」の2年目として、配当の大幅増額(年間75円)や自己株式取得など、総還元性向40%程度を目安とした積極的な株主還元姿勢を鮮明にしている。
- 貸出金の約8割が福岡県に集中しているため地域経済への依存度が高いが、半導体関連産業の集積や都市再開発が進む恵まれたマーケット環境を背景に、ROE 5.51%まで改善し成長軌道にある。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-09 15:30 提出)進捗
※ 通期業績予想は非開示(実績のみ表示)
1Q
営業利益
実績: 124.5億円 / 予想: 550.0億円
-18.1%
売上高
実績: 523.8億円 / 予想: 未開示
+3.1%
2Q
営業利益
実績: 309.1億円 / 予想: 550.0億円
+31.0%
売上高
実績: 1102.4億円 / 予想: 未開示
+16.2%
3Q
営業利益
実績: 491.1億円 / 予想: 550.0億円
+40.2%
売上高
実績: 1779.1億円 / 予想: 未開示
+23.5%
3行解説
- 親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比41.0%増の336億円と大幅な増益を達成。
- 資金運用収益(利息収入)の増加と株式等関係損益の好転が利益を強力に牽引。
- 通期計画に対する純利益進捗率は90.8%に達しており、業績の上振れ期待が極めて高い。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-09 | 2026年3月期 第3四半期 | +40.2% | +1.2% | -1.2% | -2.5% | +0.3% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | +31.0% | +0.9% | +4.6% | +7.7% | +20.8% |
| 2025-08-04 | 2026年3月期 第1四半期 | -18.1% | -1.4% | -5.6% | -3.9% | -7.0% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | +27.9% | +3.2% | +6.4% | +6.1% | +6.3% |
| 2025-02-10 | 2025年3月期 第3四半期 | +20.3% | -0.9% | +1.2% | -1.9% | -0.7% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第9期(2024/04/01-2025/03/31)