武蔵精密工業は、ホンダグループを主要顧客(売上高の約50%)とする独立系自動車部品メーカーです。主要製品は、ギヤボックスやカムシャフト等の「パワートレイン(PT)」部品、ボールジョイント等の「リンケージ&サスペンション(L&S)」部品、および「2輪車用トランスミッション」です。世界14ヶ国に拠点を展開し、近年は電気自動車(EV)化への対応に加え、AI外観検査機(Smart Industry)やハイブリッドスーパーキャパシタ(Energy Solution)といった新規事業への多角化を加速させています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
5.7%
≧10%が優良
ROA
6.9%
≧5%が優良
ROE
6.2%
≧10%が優良
ROIC
5.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-0.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
7.3%
≧10%が優良
EPS成長率
-2.0%
≧10%が優良
3行解説
- 連結売上高は3,471.96億円(0.8%減)と微減ながら、アジア圏の2輪車販売好調と円安により、営業利益は197.2億円(7.3%増)と計画を上回る増益を確保。
- 投資有価証券評価損19.55億円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は77.82億円(1.7%減)となったが、本業の稼ぐ力は堅調に推移。
- 生成AI向けデータセンター等で需要が急増している「ハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)」の生産体制を年500万セルへ拡張するなど、次世代の成長基盤構築に注力。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 15:50 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 38.1億円 / 予想: 210.0億円
-4.4%
売上高
実績: 830.8億円 / 予想: 3300.0億円
-6.6%
2Q
営業利益
実績: 85.0億円 / 予想: 210.0億円
+8.4%
売上高
実績: 1685.5億円 / 予想: 3300.0億円
-2.8%
3Q
営業利益
実績: 126.7億円 / 予想: 180.0億円
+5.1%
売上高
実績: 2529.9億円 / 予想: 3300.0億円
-1.4%
通期
営業利益
実績: 205.4億円 / 予想: 未開示
+4.1%
売上高
実績: 3472.0億円 / 予想: 未開示
+0.0%
3行解説
- 2026年3月期(通期)は、売上高が前期比ほぼ横ばいの3,472億円、営業利益が同4.1%増の205億円と増益を確保したものの、欧州等の構造改革費用73億円の計上により純利益は同83.8%減の12億円へ急落した。
- 中国事業がコスト管理徹底により利益倍増(103.2%増)となった一方、国内は新規事業(Energy Solution)への先行投資負担が重なり大幅な減益(19.8%減)となった。
- 次期(2027年3月期)は、市場環境の不透明感を反映し売上高3.5%減、営業利益9.9%減の減収減益を見込むが、一過性費用の解消により純利益は414.2%増の65億円へ回復する計画。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | +4.1% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | +5.1% | +0.2% | -27.7% | -7.5% | -3.6% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | +8.4% | -1.3% | -11.9% | -7.2% | -24.7% |
| 2025-08-05 | 2026年3月期 第1四半期 | -4.4% | -1.2% | -8.8% | -7.0% | +7.7% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +7.3% | -2.1% | +3.3% | -1.0% | +15.9% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +4.6% | +2.7% | +8.0% | -10.8% | -15.7% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第98期(2024/04/01-2025/03/31)