株式会社アルゴグラフィックスは、製造業の製品開発プロセス全体をITで支援する「PLM(Product Lifecycle Management:製品ライフサイクル管理)」事業を主軸とする企業です。フランスのダッソー・システムズ社が開発した世界シェアトップクラスの3次元CADソフト「CATIA」などの販売、導入支援、システム構築、保守を一気通貫で提供しています。収益構造は、ソフトウェア・ハードウェアの販売による「フロー収益」に加え、保守・技術サポートなどの「ストック型収益」を併せ持っており、特に国内の自動車、電機、航空機業界といったハイテク製造業を主要顧客としています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
14.7%
≧10%が優良
ROA
12.6%
≧5%が優良
ROE
13.3%
≧10%が優良
ROIC
11.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
16.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
11.2%
≧10%が優良
EPS成長率
14.3%
≧10%が優良
3行解説
- 製造業の設計・開発の根幹を支える「CATIA」を中心としたPLMソリューションに特化し、高付加価値なコンサルティングと保守サービスで強固な顧客基盤を構築。
- 外資系メーカー出身のプロ経営者による安定した経営体制のもと、特定の主力仕入先(ダッソー社)との深い信頼関係を構造的な競争優位の源泉としている。
- 自己資本比率66.1%、現金及び預金約359億円を保有する極めて強固な財務体質を背景に、データセンター建設や戦略的な自社株買い、投資有価証券の保有など多角的な価値を内包。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-01-30 15:45 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 24.4億円 / 予想: 107.5億円
-14.2%
売上高
実績: 167.6億円 / 予想: 737.0億円
-7.0%
2Q
営業利益
実績: 50.4億円 / 予想: 107.5億円
+2.3%
売上高
実績: 337.8億円 / 予想: 737.0億円
+0.5%
3Q
営業利益
実績: 69.7億円 / 予想: 107.5億円
-7.1%
売上高
実績: 488.9億円 / 予想: 737.0億円
-2.2%
3行解説
- 純利益が前年比約3倍と急拡大: 投資有価証券売却益160.3億円の計上により、親会社株主に帰属する四半期純利益が161.8億円(前年同期比207.0%増)と大幅に跳ね上がった。
- 本業は一服感、Q4偏重の傾向強まる: 売上高(488.9億円、同2.2%減)、営業利益(69.6億円、同7.1%減)と減収減益。主力PLM事業の売上計上がQ4に集中する見通しが背景にある。
- 株主還元の大幅強化: 4対1の株式分割に加え、約93.3億円規模の自己株式取得・消却、および40円の特別配当の実施など、総還元性向を強く意識した動きが顕著。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -7.1% | -1.8% | -2.4% | -0.1% | -0.1% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +2.3% | +1.5% | +6.7% | +21.4% | +18.1% |
| 2025-08-01 | 2026年3月期 第1四半期 | -14.2% | +1.1% | -13.0% | -15.0% | -83.2% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | +11.2% | +1.3% | -1.2% | -2.6% | -2.8% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +11.6% | +0.9% | +6.6% | +0.7% | +3.4% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第41期(2024/04/01-2025/03/31)