株式会社カクヤスグループは、東京23区を中心に「なんでも酒やカクヤス」を展開する酒類販売の最大手です。独自の自社配送網を活用した「1時間枠・送料無料」の個別配送が最大の強みです。
- 事業内容: 酒類・食品の小売及び業務用卸。
- 主要サービス: 小型倉庫からの「時間帯配達」、料飲店向け「ルート配達」、ピンクの看板が特徴の「店頭販売」。
- 競合環境: 飲食店向け卸売では大手酒販店との競合、家庭向けではスーパー、コンビニ、ECサイト(Amazon等)との激しい競争下にあります。
- 特徴: 2025年4月に純粋持株会社から事業持株会社へ移行し、同年7月に「株式会社ひとまいる」へ社名変更予定。物流を軸とした「販売プラットフォーム」への変革を進めています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
1.3%
≧10%が優良
ROA
5.1%
≧5%が優良
ROE
12.8%
≧10%が優良
ROIC
5.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
-37.9%
≧10%が優良
EPS成長率
-66.7%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は1,345億円(前年同期比3.9%増)と増収を確保した一方、人件費高騰や物流体制強化のコスト増、減損損失により、純利益は5.3億円(同66.4%減)と大幅な減益。
- 主力の時間帯配達事業がコスト増で27.2%の営業減益となる中、M&Aで取得した大和急送を軸に、生鮮食品宅配や他人物配送など「物流プラットフォーム化」による成長を模索。
- ROEは12.86%へ急落し、自己資本比率も11.73%と低水準だが、営業CFは25.8億円と利益を大きく上回る質を維持しており、配当も継続。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 6.3億円 / 予想: 14.4億円
+30.3%
売上高
実績: 343.5億円 / 予想: 1420.0億円
+4.0%
2Q
営業利益
実績: 9.1億円 / 予想: 14.4億円
+21.0%
売上高
実績: 692.2億円 / 予想: 1420.0億円
+4.9%
3Q
営業利益
実績: 20.5億円 / 予想: 16.0億円
+19.0%
売上高
実績: 1067.6億円 / 予想: 1400.0億円
+4.6%
3行解説
- 増収増益の着地も、第3四半期時点で営業利益が通期予想を大幅に超過: 売上高1,067億円(前年同期比4.6%増)、営業利益20.5億円(同19.0%増)と好調。
- 配送部門は「増収減益」、店頭部門は「減収増益」のコントラスト: 配送拠点の拡大コストが先行する一方、不採算店舗の撤退と人員の配送シフトが利益を押し上げた。
- 強気の利益上方修正: 第3四半期の実績を踏まえ通期利益予想を引き上げたが、通期予想(営業利益16億円)を現時点で既に上回る保守的な計画。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +19.0% | +1.9% | +3.5% | +5.6% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | +21.0% | -0.2% | -3.9% | -7.0% | -6.7% |
| 2025-08-14 | 2026年3月期 第1四半期 | +30.3% | +1.1% | +2.2% | -2.9% | -7.0% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | -37.9% | -0.2% | +3.1% | +6.4% | +1.2% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | -28.9% | -1.6% | +0.9% | +0.6% | +3.6% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第43期(2024/04/01-2025/03/31)