株式会社ナカニシは、世界トップクラスのシェアを誇る歯科用回転機器(ハンドピース)を主軸とする医療機器メーカーです。
- 事業内容: 歯科事業(売上比率59.4%)、DCI事業(歯科チェア等)、外科事業(脳神経外科用骨切削機器等)、機工事業(産業用スピンドル)の4セグメントを展開。
- 主要製品: 歯科用ハンドピース、歯科ユニット、脳外科用ドリル、産業用精密切削工具。
- 主要顧客: 世界135カ国以上に販売網を持ち、海外売上高比率は88.4%に達するグローバル企業。最大顧客は米国のHenry Schein, Inc.(売上比率13.1%)。
- 競合環境: 歯科・外科領域において高いブランド力とコスト競争力を有し、「削るテクノロジー」に特化した独自の地位を確立しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-27 提出)収益性
営業利益率
17.4%
≧10%が優良
ROA
8.8%
≧5%が優良
ROE
-2.0%
≧10%が優良
ROIC
4.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
5.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
-3.5%
≧10%が優良
EPS成長率
-128.3%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は811.8億円(前年比5.4%増)と全事業で増収を確保したが、DCI事業ののれん減損損失137.7億円の計上により、親会社株主に帰属する当期純損失24.0億円を計上。
- 外科事業が売上高55.4億円(前年比28.1%増)と急成長しており、次なる成長の柱として米国Acra Cut社などの大型買収(約126億円規模)を決定。
- 最終赤字ながら営業キャッシュ・フローは166.5億円の黒字を維持し、自己資本比率71.0%と財務の健全性は極めて高く、安定配当と機動的な自社株買いを継続。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-14 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 46.8億円 / 予想: 162.2億円
+39.1%
売上高
実績: 224.9億円 / 予想: 901.9億円
+21.3%
3行解説
- 全事業セグメント(歯科、DCI、外科、機工)で2桁増収を達成し、売上高は前年同期比21.3%増、営業利益は同39.1%増と大幅な成長を記録した。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益は39.8億円(前年同期比803.9%増)と爆発的に増加したが、これは前年同期に計上した過年度法人税等12億円の解消や為替差損益の改善が主因。
- 米国医療機器メーカー2社の買収(総額約139億円)を2026年4月に完了しており、中期経営計画「NV2030」に向けた外科事業の強化が鮮明となっている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年12月期 第1四半期 | +39.1% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2025年12月期 通期 | -3.5% | -0.5% | +12.9% | +31.2% | — |
| 2025-11-06 | 2025年12月期 第3四半期 | -7.5% | +0.2% | -1.9% | -5.6% | -7.8% |
| 2025-08-08 | 2025年12月期 第2四半期 | -8.4% | -0.3% | +1.4% | +3.5% | +2.3% |
| 2025-05-12 | 2025年12月期 第1四半期 | -15.7% | -0.7% | -0.2% | -0.7% | +0.2% |
| 2025-02-12 | 2024年12月期 通期 | +2.4% | +0.7% | -12.1% | -15.1% | -18.4% |
有価証券報告書
2026-03-27 有価証券報告書-第74期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-24 有価証券報告書-第73期(2024/01/01-2024/12/31)