株式会社ジェイエスピー(JSP)は、発泡樹脂製品の製造販売を行う世界的なプラスチック加工メーカーです。主要製品は、自動車部品や梱包材に使用される高機能発泡ポリオレフィンビーズ「ARPRO」(世界シェア首位級)、食品容器用の発泡ポリスチレンシート「スチレンペーパー」、建築用断熱材「ミラフォーム」など多岐にわたります。 主要顧客は自動車産業、家電・電子部品業界、建築・土木業界、および食品包装資材商社です。競合環境としては、国内では積水化成品工業やカネカなどの化学メーカーと、海外では現地の発泡プラスチックメーカーと、特にアジア圏での激しい価格競争にさらされています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
4.8%
≧10%が優良
ROA
4.5%
≧5%が優良
ROE
4.9%
≧10%が優良
ROIC
3.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
5.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
-8.9%
≧10%が優良
EPS成長率
-12.9%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は製品価格改定により前期比5.3%増の1,422億円と増収を確保したが、労務費や修繕消耗費の増加により営業利益は8.9%減の68億円と減益。
- 主力のビーズ事業は堅調だが、押出事業が産業資材や土木分野の需要低迷により24%の大幅減益となり、足かせとなっている。
- 株主還元は配当を前期の65円から80円へ大幅増額したが、EPS事業の固定資産(約57億円)に減損の兆候が識別されるなど、将来の収益性に懸念が残る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-30 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 12.5億円 / 予想: 60.0億円
-3.0%
売上高
実績: 343.9億円 / 予想: 1420.0億円
-0.3%
2Q
営業利益
実績: 30.8億円 / 予想: 60.0億円
-4.0%
売上高
実績: 703.1億円 / 予想: 1420.0億円
-1.5%
3Q
営業利益
実績: 61.1億円 / 予想: 70.0億円
+6.4%
売上高
実績: 1086.4億円 / 予想: 1430.0億円
+0.3%
通期
営業利益
実績: 77.7億円 / 予想: 未開示
+12.7%
売上高
実績: 1454.6億円 / 予想: 未開示
+2.3%
3行解説
- 2026年3月期は、販売数量が横ばい圏ながらも付加価値製品の伸長により、営業利益が77億65百万円(前期比12.7%増)と2桁増益で着地。
- 2027年3月期は売上高1,640億円(前期比12.7%増)と大幅増収を見込む一方、原材料・物流費高騰の影響で営業利益は70億円(同9.9%減)と減益予想。
- 利益配分は積極化しており、年間配当を前期の80円から90円に増配、さらに次期は100円への増配を計画している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年3月期 通期 | +12.7% | -1.2% | +5.9% | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +6.4% | -1.4% | +6.9% | +2.5% | -6.1% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | -4.0% | -0.5% | +3.1% | +22.7% | +26.9% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | -3.0% | -0.3% | -3.4% | -2.4% | -4.0% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | -8.9% | -1.0% | -6.0% | -12.0% | -12.1% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | -10.7% | +0.3% | +0.7% | +1.1% | -1.4% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第67期(2024/04/01-2025/03/31)