極東貿易株式会社(KBK)は、1947年設立の機械専門商社です。三井物産の機械部門関係者が主体となって設立された経緯を持ち、現在は「ものづくり商社」として、産業設備、産業素材、機械部品の3部門を展開しています。
- 主要製品・サービス:
- 産業設備: 鉄鋼・化学プラント設備、地震計、資源開発機器、航空機用機材。
- 産業素材: 樹脂・塗料、複合材料、食品副資材。
- 機械部品: 精密ファスナー(ねじ類)、船舶補修部品、定荷重ばね。
- 主要顧客: 鉄鋼、自動車、造船、官公庁など多岐にわたります。
- 競合環境: 専門商社や大手総合商社の機械部門と競合しますが、エンジニアリング機能を併せ持つ点に強みがあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
3.8%
≧10%が優良
ROA
3.8%
≧5%が優良
ROE
13.5%
≧10%が優良
ROIC
4.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
21.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
83.3%
≧10%が優良
EPS成長率
221.4%
≧10%が優良
3行解説
- M&Aによる負ののれん発生益(21.3億円)により、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比221.5%増の37.1億円と急増したが、一過性の要因が強い。
- 成長戦略として積極的なM&A(三幸商会、ウエルストン)を敢行し、次期から「配当性向50%目安」かつ「累進配当」を導入するなど株主還元姿勢を大幅に強化。
- 営業キャッシュ・フローが7.9億円の赤字となっており、棚卸資産の増加と仕入債務の減少、一過性の会計上の利益計上がキャッシュと利益の乖離を招いている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-10 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 7.3億円 / 予想: 18.0億円
+243.0%
売上高
実績: 160.4億円 / 予想: 570.0億円
+52.9%
2Q
営業利益
実績: 12.8億円 / 予想: 22.0億円
+60.2%
売上高
実績: 318.2億円 / 予想: 620.0億円
+49.5%
3Q
営業利益
実績: 18.2億円 / 予想: 24.0億円
+26.9%
売上高
実績: 476.1億円 / 予想: 640.0億円
+35.7%
3行解説
- 業績・配当のダブル上方修正: M&A効果と海外プラント・北米自動車向けの好調により、通期業績予想および期末配当予想(37円→39円)を上方修正。
- 見かけ上の減益に隠れた実質増益: 親会社株主に帰属する純利益は前年同期比54.2%減だが、これは前期の負ののれん発生益(21.3億円)の反動であり、これを除いた実質ベースでは13.9%の増益と成長が継続。
- 事業ポートフォリオ変革の結実: 中期経営計画最終年度において、買収した三幸商会やウエルストンが連結業績に大きく寄与し、売上高は前年同期比35.7%増と大幅な規模拡大を実現。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | +26.9% | -1.1% | +0.7% | -5.2% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | +60.2% | -1.4% | -5.4% | -7.3% | -2.8% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +243.0% | -0.4% | +3.3% | +10.0% | +7.7% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +83.3% | -0.5% | -5.3% | -5.1% | -6.0% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | +145.8% | -0.3% | +7.0% | +7.2% | +5.4% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第105期(2024/04/01-2025/03/31)