短信要約
1. 要点(3行)
- 大幅減益と配当維持の乖離: 営業収益が前期比4.8%減の73.7億円、親会社株主帰属の当期純利益が36.5%減の3.5億円と苦戦する一方、年間配当は前期の8.5円から9.0円へ増配(一部資本剰余金原資)。
- リテール部門の失速: デリバティブ取引において、ホールセール事業の売買高は伸長したものの、収益の柱であるリテール事業が前期比20.8%減と大幅に落ち込み、受入手数料・トレーディング損益ともに減少。
- 財務体質の悪化: 差入保証金の増加(291.7億円増)等により営業CFが40.1億円の赤字に転落。自己資本比率も12.7%から8.8%へ急低下しており、成長投資への余力に懸念。
2. 直近の業績と進捗率
2025年3月期(通期)の連結業績は以下の通りです。
- 営業収益: 73.7億円(前期比4.8%減)
- 営業利益: 7.1億円(前期比21.2%減)
- 経常利益: 8.1億円(前期比27.9%減)
- 当期純利益: 3.5億円(前期比36.5%減) 通期計画は非開示でしたが、前期実績を全ての段階利益で大きく下回る着地となりました。特に純利益の進捗(前期比での勢い)は、下期の市況変動(米大統領選後の不透明感等)により、前年同期の好調さを維持できず減速が鮮明です。
3. セグメント別のモメンタム
「金融商品取引業等」の単一セグメントですが、内訳によるモメンタムの差が顕著です。
- 減速(リテール): 株式等売買代金は195.8%増と活況でしたが、利益率の高いリテール向けデリバティブ取引高が前期比79.2%に留まり、受入手数料の押し下げ要因となりました。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期実績
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2024-03 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 73.7億円 | -4.8% | 77.4億円 |
| 営業利益 | 7.1億円 | -21.2% | 9.0億円 |
| 経常利益 | 8.2億円 | -27.9% | 11.3億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 3.5億円 | -36.5% | 5.5億円 |
| 包括利益 | -5.8億円 | — | 23.4億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 6.61円 | — | 9.79円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | 6.59円 | — | 9.73円 |
財務状態
| 項目 | 2025-03末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 1367.0億円 | 1128.2億円 |
| 純資産 | 120.0億円 | 143.4億円 |
| 自己資本比率 | 8.8% | 12.7% |
| 自己資本 | 120.0億円 | 143.4億円 |
| 1株当たり純資産 | 233.65円 | 252.22円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | 2.7% | 4.2% |
| ROA(総資産経常利益率) | 0.7% | 1.1% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | -40.2億円 | 60.4億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -1.2億円 | -2.5億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 7.0億円 | -12.1億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 37.1億円 | 71.5億円 |
来期予想
業績予想は開示されていません。
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 1円 | 5円 |
| 期末 | 7.5円 | 4円 |
配当性向:当期 136.2% / 前期 86.8%
純資産配当率:当期 3.7% / 前期 3.6%