株式会社T&Dホールディングスは、太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命の3社を中核とする大手生命保険グループです。
- 事業内容: 太陽生命は「家庭市場」、大同生命は「中小企業市場」、T&Dフィナンシャル生命は「乗合代理店市場」と、各社が異なる独自市場に特化しています。また、投資子会社のT&Dユナイテッドキャピタルを通じて海外のクローズドブック(新規引受を停止した保有契約ブロック)事業へ投資を行っています。
- 競合環境: 国内生保41社との競争に加え、JA共済等の生協・共済、外資系生保との激しいシェア争いにあります。近年は「金利のある世界」への移行に伴い、運用力と商品設計力の差が顕著になっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-12 提出)収益性
営業利益率
7.7%
≧10%が優良
ROA
1.2%
≧5%が優良
ROE
9.3%
≧10%が優良
ROIC
10.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
24.3%
≧10%が優良
EPS成長率
32.0%
≧10%が優良
3行解説
- 親会社株主に帰属する当期純利益は1,264億円(前期比28.0%増)と大幅増益を達成し、主要KPIである修正ROE(10.4%)も目標の8.0%を上回る。
- ドイツのヴィリディウム社を約1,200億円で買収(持分29.9%取得)する契約を締結し、欧米でのクローズドブック事業を成長の柱として鮮明化。
- 株主還元を強化し、10期連続増配(年間80円)に加え1,000億円規模の自己株式取得を決定。配当方針を従来のDOE基準から配当性向(60%)基準へ引き上げた。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 11:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 586.9億円 / 予想: 2230.0億円
+4.4%
売上高
実績: 8916.6億円 / 予想: 3.0兆円
-6.4%
2Q
営業利益
実績: 1098.2億円 / 予想: 2230.0億円
+5.8%
売上高
実績: 1.7兆円 / 予想: 3.0兆円
+3.6%
3Q
営業利益
実績: 1803.4億円 / 予想: 2230.0億円
+0.6%
売上高
実績: 2.6兆円 / 予想: 3.0兆円
+3.0%
3行解説
- 大幅な自己株式消却の発表: 発行済株式総数の10.29%に相当する5,600万株の消却を決定し、強力な株主還元姿勢を示した。
- 経常収益・利益は堅調も純利益は減益: 経常収益は前年同期比3.0%増、経常利益は0.6%増と概ね横ばいだが、海外関連会社への新会計基準適用等の影響で親会社株主純利益は9.8%の減益。
- 中核生保2社は増益を牽引: 太陽生命(純利益11.4%増)と大同生命(同30.1%増)が好調な一方、T&Dユナイテッドキャピタルが赤字転落し、連結業績の下押し要因となった。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +0.6% | -0.7% | -2.8% | -5.9% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | +5.8% | +0.1% | +3.0% | +4.5% | +11.0% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +4.4% | -2.9% | -3.1% | -5.4% | -18.6% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +24.3% | -2.1% | +1.6% | +3.5% | +3.9% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +63.6% | +0.7% | +5.4% | +2.6% | -1.6% |
有価証券報告書
2025-06-12 有価証券報告書-第21期(2024/04/01-2025/03/31)