カンダホールディングス株式会社は、貨物自動車運送事業を核に、国際物流、不動産賃貸などを展開する総合物流グループです。子会社24社で構成され、出版物輸送の共同配送に強みを持つほか、国際宅配便(ペガサスグローバルエクスプレス)や医薬品・加工食品輸送など多角的な物流サービスを提供しています。主要顧客は多岐にわたり、特定の1社への依存度は10%未満と低く、分散されたポートフォリオが特徴です。競合環境としては、燃料価格の高騰や「物流2024年問題」による労働力不足の中、価格転嫁と効率化による差別化が焦点となっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
6.6%
≧10%が優良
ROA
7.3%
≧5%が優良
ROE
8.9%
≧10%が優良
ROIC
6.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
1.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
0.1%
≧10%が優良
EPS成長率
-2.7%
≧10%が優良
3行解説
- 増収微増益の着地: 既存取引の拡大により売上高は520億円(前年同期比1.7%増)を達成。燃料費高騰や国際物流の仕入コスト増を適正運賃の確保で補い、営業利益は横ばいを維持した。
- 強固な財務基盤と新中計: 自己資本比率が54.3%へ向上。2028年3月期を最終年度とする新中期経営計画を開始し、売上高565億円、ROE 8.2%を目標に掲げ、物流DXやM&Aを加速させる方針。
- キャッシュフローと資産の健全性: 営業CFは37.9億円と純利益を大きく上回り、売上債権の回収も順調。1.26億円の減損損失を計上したものの、実質無借金に近い潤沢な現預金(91.7億円)を保有している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-06 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 9.6億円 / 予想: 36.0億円
+2.1%
売上高
実績: 131.1億円 / 予想: 523.0億円
+0.7%
2Q
営業利益
実績: 19.3億円 / 予想: 36.0億円
+8.0%
売上高
実績: 261.9億円 / 予想: 523.0億円
-0.0%
3Q
営業利益
実績: 30.0億円 / 予想: 36.0億円
+9.4%
売上高
実績: 396.3億円 / 予想: 523.0億円
+0.2%
3行解説
- 営業収益は前年同期比0.2%増の396.3億円と微増ながら、営業利益は9.4%増、経常利益は11.7%増と、コスト増を吸収した大幅な増益を達成。
- 主力の貨物自動車運送事業において、燃料費・人件費の高騰を運行効率化や運賃改定で跳ね返し、収益構造の改善が鮮明となった。
- 利益項目の通期計画に対する進捗率は83〜86%に達しており、期末に向けた業績の上振れと増配期待が高まる好決算。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | +9.4% | -0.3% | -3.4% | -2.0% | -7.6% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +8.0% | -0.5% | +0.5% | +0.0% | +2.4% |
| 2025-08-05 | 2026年3月期 第1四半期 | +2.1% | +0.7% | -5.0% | -3.3% | -11.3% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +0.1% | +6.9% | -0.6% | -3.2% | +0.6% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +1.0% | +1.2% | -0.3% | +2.5% | +2.4% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第112期(2024/04/01-2025/03/31)