SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ株式会社は、IT・出版・教育・投資の4軸を展開する純粋持株会社です。傘下の(株)翔泳社を核としたIT関連書籍の出版を主力とし、マーケティング支援(SEデザイン)、ソフトウェア開発(SEモバイル・アンド・オンライン)、医療・IT人材紹介(SEプラス)、有価証券投資(SEインベストメント)など多角的な事業構成を持っています。主要顧客は出版取次の(株)トーハン(売上高比率10.7%)などです。競合環境としては、出版・ITメディア各社に加え、人材紹介や受託開発の分野で多数の競合が存在します。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
11.3%
≧10%が優良
ROA
5.4%
≧5%が優良
ROE
6.0%
≧10%が優良
ROIC
4.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-32.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-20.8%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、主力出版事業の増収の一方でコスト増や他セグメントの苦戦により、経常利益が29.1%減の8.1億円と大幅減益。
- 営業活動によるキャッシュ・フローが2.6億円の赤字に転落しており、利益とキャッシュ生成の乖離が顕著。
- 配当維持(3.5円)に加え、約4.4億円の自社株買いや100万株の消却を実施するなど、株主還元姿勢は極めて積極的。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-08 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 1.9億円 / 予想: 9.5億円
-19.3%
売上高
実績: 16.3億円 / 予想: 74.0億円
-3.1%
2Q
営業利益
実績: 3.9億円 / 予想: 7.9億円
-16.7%
売上高
実績: 34.5億円 / 予想: 71.0億円
-4.3%
3Q
営業利益
実績: 6.0億円 / 予想: 7.9億円
+1.9%
売上高
実績: 51.6億円 / 予想: 71.0億円
-1.8%
通期
営業利益
実績: 9.6億円 / 予想: 未開示
+16.9%
売上高
実績: 70.3億円 / 予想: 未開示
-3.0%
3行解説
- 2026年3月期は、出版事業の縮小等で減収(-3.0%)となった一方、投資運用事業の好調により営業利益は9.55億円(前期比+16.8%)、純利益は6.33億円(同+19.2%)と大幅な増益を達成した。
- 株主還元を強化しており、前期比0.5円増配の年間4.0円を実施。さらに、発行済株式総数の約2.6%にあたる40万株(1.6億円上限)の自己株式取得を決定した。
- 2027年3月期の通期計画は、中東情勢やインフレによる不透明感を背景に、売上高65億円(前期比-7.5%)、営業利益8.5億円(同-11.0%)と慎重な減収減益予想となっている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-08 | 2026年3月期 通期 | +16.9% | +0.5% | — | — | — |
| 2026-01-27 | 2026年3月期 第3四半期 | +1.9% | +3.8% | +10.0% | -0.2% | +14.2% |
| 2025-10-23 | 2026年3月期 第2四半期 | -16.7% | -0.2% | +15.9% | +8.3% | +5.3% |
| 2025-07-24 | 2026年3月期 第1四半期 | -19.3% | -1.2% | +4.7% | -6.1% | -7.8% |
| 2025-05-08 | 2025年3月期 通期 | -32.8% | +0.7% | +9.1% | +7.7% | +14.0% |
| 2025-01-28 | 2025年3月期 第3四半期 | -39.3% | +2.1% | -2.1% | -2.0% | +0.8% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第40期(2024/04/01-2025/03/31)