北海道電力株式会社は、北海道地方を主たる営業エリアとする電力会社です。発電・小売事業を担う本体と、一般送配電事業および離島での発電事業を行う「北海道電力ネットワーク株式会社」を中核とした子会社15社、関連会社10社で構成されています。主要製品は電気であり、北海道全域の家庭や企業に供給しています。競合環境としては、電力小売全面自由化により新電力との競争があるほか、次世代半導体工場(Rapidus等)やデータセンターの立地計画による中長期的な需要増が見込まれる特有の市場環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
8.4%
≧10%が優良
ROA
3.5%
≧5%が優良
ROE
17.3%
≧10%が優良
ROIC
3.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-5.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
-25.0%
≧10%が優良
EPS成長率
-3.0%
≧10%が優良
3行解説
- 2024年度の連結経常利益は640億円(前年比26.6%減)と減益だが、これは前年度の燃料費調整制度に伴う大幅な期ずれ差益が解消したことによる一過性の要因が強い。
- 「ほくでんグループ経営ビジョン2035」を策定し、2027年のできるだけ早期の泊発電所3号機の再稼働を軸に、GX(グリーントランスフォーメーション)への2,500億円規模の成長投資を明示。
- 自己資本比率が17.47%(前年比2.56ポイント増)へ改善し、配当も次年度は30円(10円増配)を予定するなど、財務基盤の回復と株主還元の強化が同時に進んでいる。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-28 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 439.0億円 / 予想: 540.0億円
+26.6%
売上高
実績: 2025.0億円 / 予想: 8630.0億円
-0.0%
2Q
営業利益
実績: 679.7億円 / 予想: 570.0億円
+21.0%
売上高
実績: 4119.5億円 / 予想: 8680.0億円
-1.1%
3Q
営業利益
実績: 791.6億円 / 予想: 590.0億円
+22.7%
売上高
実績: 6177.0億円 / 予想: 8670.0億円
-4.4%
通期
営業利益
実績: 732.4億円 / 予想: 未開示
-3.4%
売上高
実績: 8559.8億円 / 予想: 未開示
-5.1%
3行解説
- 2026年3月期は、燃料価格の下落に伴う売上高の減少に加え、核燃料売却益の減少という一過性要因が響き、親会社株主に帰属する当期純利益は439億円(前期比31.5%減)と大幅な減益となった。
- 財務面では有利子負債が1,607億円増加したものの、純利益の積み上げにより自己資本比率は18.5%(前期比1.0ポイント増)と改善し、年間配当は前期の20円から32円へと大幅な増配を実施した。
- 2027年3月期の予想は、燃料費調整制度の期ずれが「差益」から「差損」に転じることや金利上昇の影響により、経常利益300億円(51.1%減)と厳しい見通しだが、年間33円への継続的な増配を計画している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-28 | 2026年3月期 通期 | -3.4% | +1.9% | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +22.7% | +0.9% | +3.6% | +3.2% | +3.5% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +21.0% | -2.1% | -6.1% | +3.6% | -6.7% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +26.6% | -0.8% | +10.4% | +21.9% | +17.1% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | -25.0% | -2.1% | +5.6% | -2.5% | +1.7% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | -20.4% | +0.3% | -3.5% | -3.0% | -0.1% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)