トランス・コスモス株式会社は、アジア最大級の「CX(カスタマーエクスペリエンス)サービス」および「BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービス」の提供を行う独立系ITサービス企業です。コンタクトセンター運営、デジタルマーケティング、EC支援、バックオフィス業務の代行などを主力とし、世界35の国と地域、112拠点で展開しています。主要顧客は東京証券取引所プライム市場の上場企業を中心とした大手企業であり、受託業務は自動更新が多く継続性が高いのが特徴です。競合環境としては、国内外のITサービスベンダーやコンサルティングファームと激しく競合していますが、人と技術を融合させた「people & technology」を掲げ、デジタル技術を駆使した運用力で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
3.9%
≧10%が優良
ROA
7.1%
≧5%が優良
ROE
9.2%
≧10%が優良
ROIC
8.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
26.2%
≧10%が優良
EPS成長率
12.2%
≧10%が優良
3行解説
- 価格改定の進展と海外事業の収益性改善により、売上高3,758億円(前年比3.8%増)、営業利益144億円(同26.1%増)と大幅な増益を達成した。
- 2025年度までの中期経営計画の目標値を、中国経済の停滞や人件費高騰を理由に下方修正(売上高4,500億円→4,000億円)し、成長の踊り場を迎えている。
- 自己株式493万株の消却や配当性向35%基準の維持など株主還元を強化する一方、公平な利益還元の観点から株主優待制度の廃止を決定した。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-30 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 36.8億円 / 予想: 155.0億円
+21.0%
売上高
実績: 944.4億円 / 予想: 4000.0億円
+3.7%
2Q
営業利益
実績: 80.7億円 / 予想: 155.0億円
+13.2%
売上高
実績: 1921.1億円 / 予想: 4000.0億円
+3.5%
3Q
営業利益
実績: 134.1億円 / 予想: 155.0億円
+20.5%
売上高
実績: 2929.0億円 / 予想: 4000.0億円
+4.7%
通期
営業利益
実績: 165.6億円 / 予想: 未開示
+14.4%
売上高
実績: 3938.7億円 / 予想: 未開示
+4.8%
3行解説
- 2026年3月期は、売上高が前期比4.8%増の3,938億円、営業利益が14.4%増の165億円となり、全ての利益項目で過去最高を更新。
- 配当は前期比34円増の140円(配当性向40.1%)と大幅な増配を決定し、積極的な株主還元姿勢を鮮明にした。
- 次期予想は売上高4,100億円を見込むが、AI投資や構造改革コストの影響で経常利益は6.2%減と慎重な見通しを提示。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年3月期 通期 | +14.4% | -0.5% | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +20.5% | -1.0% | +1.2% | -3.1% | +4.1% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +13.2% | +1.9% | +1.2% | +2.5% | +6.0% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +21.0% | -0.2% | +0.2% | -3.9% | -5.6% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | +26.2% | -0.9% | -0.9% | +1.7% | +4.2% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +27.1% | -0.6% | +2.2% | +1.6% | +2.5% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第40期(2024/04/01-2025/03/31)