加藤産業株式会社は、兵庫県西宮市に本社を置く独立系総合食品卸売業の最大手の一角です。加工食品、低温食品、酒類などの卸売を主軸とし、物流受託や自社ブランド(カンピーなど)の製造加工も手掛けています。
- 事業内容: 常温流通(加工食品)、低温流通(冷凍・冷蔵食品)、酒類流通、海外事業(マレーシア、ベトナム、シンガポール、中国)など。
- 主要製品・サービス: 総合食品卸売、自社ブランド食品の製造、物流サービス。
- 主要顧客: イオン、味の素、三井物産などの大手小売・メーカー。特定の顧客への依存度は連結営業収益の10%未満と分散されています。
- 競合環境: 卸売業界内での価格競争に加え、人件費・物流費の高騰、小売業態を超えた競争激化に直面しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-09 期末、2025-12-22 提出)収益性
営業利益率
1.5%
≧10%が優良
ROA
3.9%
≧5%が優良
ROE
7.8%
≧10%が優良
ROIC
6.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
7.9%
≧10%が優良
EPS成長率
-6.0%
≧10%が優良
3行解説
- 既存得意先との取引拡大と海外事業の黒字化により、営業収益(1兆2,142億円)と経常利益(201億円)は増収増益を達成。
- 酒類事業はシステム刷新費用や物流費増で減益(17.4%減)となったが、シンガポール企業の連結化等で海外事業が利益体質へ転換。
- 配当を140円へ増配(前期120円)し還元姿勢を強める一方、売上債権等の増加により営業キャッシュ・フローが前年比で大幅に減少。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-09 第2四半期 、2026-05-11 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 56.6億円 / 予想: 175.0億円
+10.0%
売上高
実績: 3242.5億円 / 予想: 1.3兆円
+2.5%
2Q
営業利益
実績: 104.5億円 / 予想: 175.0億円
+3.0%
売上高
実績: 6269.2億円 / 予想: 1.3兆円
+2.7%
3行解説
- 政策保有株式の売却益計上により、親会社株主に帰属する中間純利益が前年同期比22.9%増の89億15百万円と大幅に伸長しました。
- 中間配当を前年同期から10円増配の80円とし、年間配当予想も160円(前期実績140円)へ増額、さらに約39億円の自己株式取得を実施するなど株主還元を強化しています。
- 売上高・各段階利益ともに通期計画に対して約50〜60%の進捗を見せており、通期利益減益予想に対して足元の業績は堅調に推移しています。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-11 | 2026年9月期 第2四半期 | +3.0% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年9月期 第1四半期 | +10.0% | -3.5% | -0.9% | +0.1% | +4.0% |
| 2025-11-11 | 2025年9月期 通期 | +7.9% | -3.1% | +0.7% | +3.6% | +1.7% |
| 2025-08-08 | 2025年9月期 第3四半期 | +10.1% | -1.9% | -7.7% | -6.9% | -8.5% |
| 2025-05-09 | 2025年9月期 第2四半期 | +6.3% | +4.7% | +2.9% | -0.1% | +1.4% |
| 2025-02-07 | 2025年9月期 第1四半期 | -0.8% | -0.0% | -3.1% | +6.7% | +16.9% |
有価証券報告書
2025-12-22 有価証券報告書-第79期(2024/10/01-2025/09/30)