株式会社サトー商会は、宮城県仙台市に本社を置く、業務用食材の卸売および小売を展開する企業です。主に東北地方を地盤とし、調理冷凍食品、製菓・製パン材料、給食用食材などの販売を行っています。
- 事業内容: 卸売業部門(ホテル、レストラン、病院、学校給食、惣菜製造業者向け)、小売業部門(「業務用食品直売センター」21店舗の運営)、その他(食品検査、食肉加工等)。
- 主要顧客: メディカル給食業者、事業所給食、学校給食、外食チェーン、中食(惣菜)業者。
- 競合環境: 東北地方における地域密着型の強みを持ち、自社プライベートブランド(JFSA)による差別化を図っていますが、全国区の総合商社系卸や大手小売チェーンとの競争環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
3.4%
≧10%が優良
ROA
4.6%
≧5%が優良
ROE
5.1%
≧10%が優良
ROIC
4.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
9.2%
≧10%が優良
EPS成長率
7.1%
≧10%が優良
3行解説
- 業績: 主力の卸売事業がメディカル・惣菜向けに伸長し、連結売上高491.37億円(前期比3.2%増)、経常利益19.45億円(同10.7%増)と増収増益を達成。
- 財務・還元: 自己資本比率73.8%と極めて強固な財務基盤を背景に、年間配当を前期の40円から45円に増額(配当性向30.1%)。
- 課題: 営業キャッシュ・フローが赤字転落したが、これは決算末日の銀行休業に伴う一時的な決済のズレが主因であり、小売部門の収益性低下が実質的な懸念材料。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 3.5億円 / 予想: 15.2億円
+6.7%
売上高
実績: 123.0億円 / 予想: 500.0億円
+2.5%
2Q
営業利益
実績: 8.0億円 / 予想: 15.2億円
-0.1%
売上高
実績: 248.2億円 / 予想: 500.0億円
+3.0%
3Q
営業利益
実績: 13.8億円 / 予想: 15.2億円
-3.3%
売上高
実績: 387.3億円 / 予想: 500.0億円
+2.6%
通期
営業利益
実績: 15.7億円 / 予想: 未開示
-5.8%
売上高
実績: 508.1億円 / 予想: 未開示
+3.4%
3行解説
- 2026年3月期の売上高は508.13億円(前期比3.4%増)と過去最高を更新したが、人件費や物流費、原材料コストの上昇が響き、営業利益は15.71億円(同5.8%減)の減益着地となった。
- 卸売業部門は外食・給食向けが堅調で増収を確保した一方、小売業部門は物価高による消費者の節約志向の影響で、新規出店(3店舗)を進めるも売上高は前期比4.4%減と苦戦した。
- 次期(2027年3月期)は、物流コスト増などの不透明感を織り込み15.20億円(前期比3.3%減)の営業減益を見込むが、年間配当は2円増の48円を予定し、増配姿勢を継続している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -5.8% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | -3.3% | -0.6% | +3.5% | +13.9% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | -0.1% | -1.1% | +2.5% | +14.8% | +6.7% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +6.7% | -1.2% | -3.4% | -4.6% | -12.9% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +9.2% | +0.2% | -4.3% | -6.5% | +0.3% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +7.8% | -0.4% | -2.1% | +14.2% | +11.7% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第76期(2024/04/01-2025/03/31)