株式会社熊谷組は、トンネルやダムなどの大型土木工事に強みを持つ準大手ゼネコンです。
- 事業内容: 国内外での土木事業(トンネル、橋梁、ダム等)、建築事業(集合住宅、事務所、工場等)、および子会社による道路舗装や建設資材製造などを展開。
- 主要製品・サービス: 独自の「λ-WOOD(ラムダウッド)」など、脱炭素・木造建築技術に注力。
- 競合環境: 準大手ゼネコン他社(前田建設工業、戸田建設など)との受注競争。資材高騰や労働力不足といった業界全体の課題に直面しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
2.9%
≧10%が優良
ROA
3.1%
≧5%が優良
ROE
5.2%
≧10%が優良
ROIC
4.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
12.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
13.0%
≧10%が優良
EPS成長率
13.2%
≧10%が優良
3行解説
- 業績の明暗: 売上高は4,986億円(前年比12.5%増)と伸長したが、土木事業が利益を牽引する一方、建築事業は資材高騰の直撃を受け利益が8億円(同60.2%減)と大幅に落ち込んだ。
- 強気な株主還元: 当期純利益に対する配当性向が89.9%という異例の高水準にあり、1株当たり130円の配当を維持するなど、株主還元への執着が非常に強い。
- 中期計画のハードル: 2026年度に連結経常利益300億円、ROE10%以上の目標を掲げるが、現状(144億円、5.2%)からの倍増が必要であり、建築部門の採算改善が最大の焦点。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 20.2億円 / 予想: 228.0億円
+347.2%
売上高
実績: 1053.7億円 / 予想: 4930.0億円
+2.6%
2Q
営業利益
実績: 73.8億円 / 予想: 228.0億円
+495.2%
売上高
実績: 2225.1億円 / 予想: 4930.0億円
+1.4%
3Q
営業利益
実績: 174.5億円 / 予想: 228.0億円
+1003.8%
売上高
実績: 3519.3億円 / 予想: 4930.0億円
+6.4%
3行解説
- 営業利益が前年同期比約11倍と爆発的に回復: 建築事業の採算改善が寄与し、前年同期の15.8億円から174.5億円へと利益が急拡大した。
- 積極的な資本効率の向上策: 住友林業株の売却(約37.6億円の特別利益)と、35億円を上限とする自己株式取得を公表。
- 通期計画に対する利益進捗が極めて順調: 第3四半期時点で営業利益進捗率が76.5%に達しており、通期計画(228億円)の達成に高い蓋然性がある。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +1003.8% | +0.4% | +0.2% | -11.8% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | +495.2% | +0.9% | -0.1% | -0.6% | +1.3% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +347.2% | -1.6% | -7.1% | -3.8% | -81.0% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +13.0% | +1.2% | -0.8% | -1.3% | +5.1% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | -82.9% | +0.5% | -1.5% | +4.7% | +8.2% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第88期(2024/04/01-2025/03/31)