株式会社テノックスは、土木・建築構造物の基礎工事(杭打ち、地盤改良)を専門とする建設会社です。独自の「テノコラム工法」や日本製鉄と共同開発した「TN-X工法」など、技術力に強みを持つ地盤のリーディングカンパニーです。主要顧客は佐藤工業(連結売上高の11.8%)や熊谷組(完成工事高の10.2%)などのゼネコンです。競合環境としては、建設資材価格の高騰や現場従事者の不足といった構造的な課題がある中、特許技術による差別化で収益性を維持しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
4.7%
≧10%が優良
ROA
5.6%
≧5%が優良
ROE
5.8%
≧10%が優良
ROIC
5.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
17.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
114.1%
≧10%が優良
EPS成長率
91.1%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は大型杭工事の寄与により237.17億円(前年同期比17.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7.49億円(同93.1%増)と大幅な増収増益を達成。
- 新中期経営計画(2024-2026年度)を始動し、ROE 8%以上の達成を目指して70億円の投資・還元枠を設定、配当も50円(DOE 2.6%)へ増配。
- 営業キャッシュ・フローは30.47億円と純利益を大きく上回る質を確保しており、現預金101.98億円を背景に財務基盤は極めて強固。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 13:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 4.0億円 / 予想: 9.0億円
—
売上高
実績: 51.8億円 / 予想: 235.0億円
-13.1%
2Q
営業利益
実績: 4.5億円 / 予想: 9.0億円
+2.7%
売上高
実績: 90.8億円 / 予想: 215.0億円
-25.1%
3Q
営業利益
実績: 11.2億円 / 予想: 9.0億円
+7.8%
売上高
実績: 152.3億円 / 予想: 215.0億円
-19.3%
通期
営業利益
実績: 12.9億円 / 予想: 未開示
+15.6%
売上高
実績: 210.9億円 / 予想: 未開示
-11.1%
3行解説
- 売上高は大型杭工事の減少により11.1%減の210.9億円となった一方、施工効率の向上と契約条件の最適化により、純利益は25.4%増の9.3億円と大幅な増益を達成。
- 株主還元策として配当方針にDOE(自己資本配当率)3.0%を導入し、年間配当を前期の50円から60.5円へ大幅に増配、次期も62円への増配を予想。
- 受注残高が前期末比32.6%減の65.6億円と大きく落ち込んでおり、次期は増収を見込むものの、営業利益は10.8%減と再び減益に転じる慎重な通期予想。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +15.6% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | +7.8% | +9.0% | +0.7% | +7.9% | +6.4% |
| 2025-11-07 | 2026年3月期 第2四半期 | +2.7% | -1.3% | -9.0% | -10.3% | -6.0% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | — | -0.4% | +4.7% | +6.7% | -0.3% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +114.4% | -2.7% | +4.5% | +8.9% | +8.5% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +228.3% | +4.7% | +1.1% | +2.8% | +0.9% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第55期(2024/04/01-2025/03/31)