株式会社東京エネシスは、電力関連設備(火力、原子力、水力、再生可能エネルギー)の設計・施工・保守を主軸とする総合エンジニアリング企業です。東京電力ホールディングス(取引シェア13.8%)を筆頭とした電力会社や、三菱重工業(同7.0%)などのプラントメーカーを主要顧客としています。 強みは、発電所の建設からメンテナンスまでを一貫して手がける技術力であり、近年はバイオマス発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー事業への参画や、タイ・ベトナムを中心とした海外展開も加速させています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
3.9%
≧10%が優良
ROA
2.5%
≧5%が優良
ROE
4.2%
≧10%が優良
ROIC
1.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-23.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
-32.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-0.1%
≧10%が優良
3行解説
- 業績悪化と受注急増の乖離: 前期比で売上高23.5%減、経常利益35.9%減と大幅な減収減益だが、受注高は914.66億円(同42.5%増)と次期以降への仕込みは強力。
- キャッシュフローの質の懸念: 当期純利益29億円に対し、営業CFは152.29億円の巨額赤字。売上債権・契約資産の増加が資金を圧迫し、短期借入金で賄う構図。
- 株主還元の強化: 減益局面ながら配当を前年比7円増の52円(配当性向63.5%)へ引き上げ、累進的配当と機動的な自社株買いを強調。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 16:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 5.5億円 / 予想: 39.0億円
—
売上高
実績: 156.4億円 / 予想: 820.0億円
+5.0%
2Q
営業利益
実績: 11.8億円 / 予想: 39.0億円
—
売上高
実績: 342.8億円 / 予想: 820.0億円
+12.3%
3Q
営業利益
実績: 22.9億円 / 予想: 39.0億円
—
売上高
実績: 562.4億円 / 予想: 820.0億円
+21.0%
通期
営業利益
実績: 47.4億円 / 予想: 未開示
+77.7%
売上高
実績: 830.8億円 / 予想: 未開示
+22.7%
3行解説
- 大幅な増収増益と過去最高の受注残: 売上高は前期比22.7%増の830億83百万円、営業利益は77.8%増の47億37百万円を達成。次期繰越工事高は1,449億31百万円(同19.4%増)と過去最高を更新しました。
- 再生可能エネルギーと原子力分野が牽引: 国内原子力発電所の再稼働に向けた安全対策工事や、脱炭素化に伴う再生可能エネルギー関連市場での受注が倍増(前期比109.1%増)し、業績を強力に押し上げました。
- 株主還元の積極化: 業績好調を受け、2026年3月期の年間配当を従来の52円から63円へ増配。さらに2027年3月期は77円への連続増配を予定しており、還元姿勢を強めています。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | +77.7% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | — | +1.2% | -3.3% | -3.4% | -3.4% |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | — | +3.6% | -3.1% | -1.7% | -0.9% |
| 2025-08-05 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +1.1% | +0.4% | -9.0% | -7.7% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | -32.7% | -0.5% | +4.0% | +3.5% | +15.0% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | — | -1.4% | -4.7% | +0.5% | -2.5% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第78期(2024/04/01-2025/03/31)