株式会社キューブシステムは、独立系のシステムインテグレーターとして、金融、流通、通信、公共など幅広い業界に対し、ITを用いたビジネスモデル変革支援(システムソリューション・サービス)を提供しています。
- 事業内容: 「システムインテグレーション」「システムアウトソーシング」「プロフェッショナル・サービス」の3領域を展開。ビジネスモデル別では「デジタル」「SI」「エンハンス」の3区分で管理。
- 主要顧客: 野村総合研究所(NRI)グループが売上高の49.0%、富士通グループが23.5%を占め、特定顧客への依存度が極めて高い(計72.5%)。
- 競合環境: DX需要の拡大により市場は底堅いものの、IT人材不足を背景とした採用・外注コストの増大、および大手Sierや海外企業との価格競争に晒されています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
7.5%
≧10%が優良
ROA
9.9%
≧5%が優良
ROE
12.0%
≧10%が優良
ROIC
8.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
1.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
-10.2%
≧10%が優良
EPS成長率
19.1%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は183.5億円(前期比1.8%増)と増収を確保したが、人件費の11%上昇や不採算案件の影響で営業利益は13.8億円(同10.1%減)の減益となった。
- 特定顧客(NRI・富士通)への売上依存率が72.5%と高く、デジタルビジネスの急成長(前期比43.4%増)の一方で、主力顧客の案件動向が業績を左右する構造が続く。
- 営業CFが2.5億円(前年10.4億円)へ大幅に悪化しており、売上債権の増加や退職給付制度移行に伴う非現金項目の計上が要因となっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-07 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 4.0億円 / 予想: 17.5億円
+82.7%
売上高
実績: 45.5億円 / 予想: 195.0億円
+3.1%
2Q
営業利益
実績: 7.3億円 / 予想: 17.5億円
+37.0%
売上高
実績: 91.4億円 / 予想: 195.0億円
+1.3%
3Q
営業利益
実績: 11.4億円 / 予想: 17.5億円
+27.6%
売上高
実績: 137.6億円 / 予想: 195.0億円
+0.8%
通期
営業利益
実績: 15.6億円 / 予想: 未開示
+12.9%
売上高
実績: 185.0億円 / 予想: 未開示
+0.8%
3行解説
- 2026年3月期は売上高が184億9,800万円(前年同期比0.8%増)と微増ながら、営業利益は15億5,800万円(同12.9%増)と2ケタ増益を達成し、収益性が向上。
- セグメント別では「デジタルビジネス」が前年同期比62.7%増と急成長。一方、不採算案件の見直しにより「エンハンスビジネス」は同16.4%減と、選択と集中の動きが鮮明。
- 次期(2027年3月期)は、売上高200億円(同8.1%増)、営業利益18億円(同15.5%増)と増収増益の強気な計画を策定。配当も年46円を維持する方針。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-07 | 2026年3月期 通期 | +12.9% | -1.9% | — | — | — |
| 2026-02-04 | 2026年3月期 第3四半期 | +27.6% | +0.0% | -3.0% | -2.8% | -2.7% |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | +37.0% | +0.0% | -7.0% | -7.0% | -7.9% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | +82.7% | +0.4% | -3.8% | -2.7% | -13.2% |
| 2025-05-08 | 2025年3月期 通期 | -10.2% | +1.2% | +1.8% | +6.2% | +6.3% |
| 2025-02-05 | 2025年3月期 第3四半期 | -23.3% | +1.9% | -1.4% | +1.1% | +4.1% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第53期(2024/04/01-2025/03/31)