キーコーヒー株式会社は、1920年創業のコーヒー専業大手です。
- 事業内容: レギュラーコーヒーの製造・販売を主軸とする「コーヒー関連事業」が連結売上高の約9割を占めます。その他、連結子会社のイタリアントマト等を通じた「飲食関連事業」、飲料受託製造や物流等の「その他」を展開しています。
- 主要製品: 「KEY DOORS+」「ドリップ オン」などの家庭用製品、および業務用レギュラーコーヒー。
- 主要顧客: 日本コカ・コーラ株式会社(売上高の30.7%、238億84百万円)、三井物産株式会社(15.6%、121億68百万円)の2社で売上の約46%を占める特定顧客依存度の高い構造です。
- 競合環境: コーヒー生豆相場の高騰と円安による原材料コスト増に対し、価格転嫁と付加価値提案(トアルコ トラジャ等)で対抗していますが、競争は激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
0.8%
≧10%が優良
ROA
1.1%
≧5%が優良
ROE
1.1%
≧10%が優良
ROIC
0.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
5.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
-20.5%
≧10%が優良
EPS成長率
89.9%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は777億83百万円(前年比5.4%増)と伸長したが、歴史的な生豆相場高騰と円安による原価圧迫で、営業利益は6億7百万円(20.6%減)と大幅減益。
- 「飲食関連事業」の譲渡契約(イタリアントマト)が解除・中止となり、不採算・低収益部門の切り離しによるポートフォリオ最適化が停滞。
- 営業キャッシュ・フローが13億43百万円の赤字に転落。原材料確保に伴う棚卸資産の増加を短期借入金(28億79百万円増)で賄う厳しい資金繰り。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-16 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 4.0億円 / 予想: 7.0億円
-39.8%
売上高
実績: 206.7億円 / 予想: 850.0億円
+8.4%
2Q
営業利益
実績: 7.1億円 / 予想: 7.0億円
+29.5%
売上高
実績: 438.6億円 / 予想: 850.0億円
+13.2%
3Q
営業利益
実績: 12.8億円 / 予想: 7.0億円
-12.8%
売上高
実績: 703.3億円 / 予想: 850.0億円
+16.4%
3行解説
- 大幅増収も原材料高が利益を圧迫: 売上高は前年同期比16.4%増の703億円と好調だが、歴史的なコーヒー生豆相場の高騰と円安による原価増が響き、営業利益は12.8%の減益。
- イノダコーヒ買収による事業拡大: 2025年7月に京都の老舗「イノダコーヒ」を子会社化。飲食関連事業の売上高を25.5%押し上げ、セグメント利益も大幅増益(前年同期7百万円→62百万円)と寄与。
- 通期計画を第3四半期で既に大幅超過: 営業利益は12.8億円(通期予想7億円に対し進捗率183%)に達しており、現時点での据え置き予想は極めて保守的で、上方修正の期待が高い。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-16 | 2026年3月期 第3四半期 | -12.8% | +1.1% | -0.2% | +2.8% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | +29.5% | +0.9% | +3.0% | -1.7% | -5.4% |
| 2025-09-30 | 2026年3月期 第1四半期 | -39.8% | -0.6% | -5.2% | -7.6% | -5.9% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | -20.5% | +0.7% | +1.0% | -2.5% | -3.6% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +9.5% | +0.5% | +0.6% | +3.0% | +4.3% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第73期(2024/04/01-2025/03/31)