日清オイリオグループ 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 主力の油脂事業がコスト増で苦戦: 2025年3月期は、業務用等の販売数量は回復したものの、オリーブオイルの原料高や円安、物流費上昇に対し価格転嫁が遅れ、営業利益は192.8億円(前期比7.5%減)と減益着地。
  • 固定資産売却による巨額の特別利益: 2026年3月期第1四半期に、神奈川県横浜市の土地売却に伴う約231億円の特別利益を計上予定。これにより来期の親会社株主に帰属する当期純利益は275億円(前期比114.0%増)と大幅増益の見通し。
  • 新中計の始動と資産効率の追求: 2025年度より新中期経営計画「Value UpX」を開始。ROE 8.0%以上、ROIC 6.0%以上を掲げ、不採算資産の売却(約231億円の譲渡益)と成長に向けた投資(東芝からの用地取得)を同時に進める姿勢を鮮明にした。

2. 直近の業績と進捗率

2025年3月期の通期実績は以下の通りです。

  • 売上高: 5,308億円(前期比 3.4%増)
  • 営業利益: 192.8億円(前期比 7.5%減)
  • 経常利益: 180.9億円(前期比 9.7%減)
  • 当期純利益: 128.5億円(前期比 15.2%減)

分析: 通期実績としての着地は、増収ながらも各段階利益で前年割れとなりました。特に油脂事業において、価格改定が当初想定より遅れたことが利益を押し下げました。ただし、2026年3月期の通期予想に対しては、営業利益210億円(前期比8.9%増)と回復を見込んでおり、新年度は強気のスタートを切る計画です。

3. セグメント別のモメンタム

  • 油脂事業(減速): 売上高 4,289億円(前期比1.7%増)、営業利益 132.7億円(前期比29.9%減)。インバウンド需要で業務用は堅調でしたが、オリーブオイルの原価急騰と円安によるコストアップが直撃し、大幅な減益要因となりました。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 5308.8億円 +3.4% 5135.4億円
営業利益 192.8億円 -7.5% 208.4億円
経常利益 180.9億円 -9.7% 200.3億円
当期純利益(親会社帰属) 128.5億円 -15.2% 151.5億円
包括利益 114.6億円 -55.2% 255.6億円
1株当たり当期純利益 396.41円 467.37円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 3882.4億円 3933.8億円
純資産 1980.9億円 1925.6億円
自己資本比率 48.2% 46.4%
自己資本 1871.5億円 1826.2億円
1株当たり純資産 5,772.47円 5,634.36円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 7.0% 8.8%
ROA(総資産経常利益率) 4.6% 5.2%
売上高営業利益率 3.6% 4.1%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー 211.7億円 367.1億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -95.9億円 -160.8億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -138.8億円 -145.9億円
期末現金及び現金同等物残高 144.2億円 164.8億円

来期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 5500.0億円 +3.6%
営業利益 210.0億円 +8.9%
経常利益 195.0億円 +7.8%
当期純利益 275.0億円 +114.0%
1株当たり当期純利益 848.23円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 60円 90円
期末 110円 90円
配当性向:当期 45.4% / 前期 36.4% 純資産配当率:当期 3.2% / 前期 3.2%