株式会社トーメンデバイスは、豊田通商グループ(持株比率50.1%)に属する半導体商社です。最大の特徴はサムスングループ製品に特化している点であり、メモリ(DRAM、NAND FLASH)、システムLSI(イメージセンサー、電源管理IC)、ディスプレイ(OLED)などの販売を主力としています。国内では日本サムスンから、海外では上海三星半導体などから仕入れを行い、サーバー、ストレージ、車載、スマートフォン向けに提供しています。競合環境としては、同グループ内でサムスン以外の外国系メーカーを扱うネクスティエレクトロニクスと棲み分けを行っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
2.4%
≧10%が優良
ROA
8.3%
≧5%が優良
ROE
11.7%
≧10%が優良
ROIC
11.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
13.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
7.3%
≧10%が優良
EPS成長率
166.6%
≧10%が優良
3行解説
- メモリ価格の上昇基調とサーバー・車載向け需要の拡大により、純利益が前期比166.6%増の55.8億円と急回復し、ROEも11.7%へ大幅改善。
- 仕入債務の圧縮を進めつつ、営業キャッシュフローは92.1億円の黒字を確保。自己資本比率も43.5%に向上し、財務基盤が一段と強化。
- サムスングループへの仕入依存度が84.2%まで上昇しており、地政学リスクや同社の経営戦略変更が業績に直結するリスク構造。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-24 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 18.5億円 / 予想: 88.0億円
-44.0%
売上高
実績: 1023.9億円 / 予想: 4000.0億円
-0.5%
2Q
営業利益
実績: 81.7億円 / 予想: 115.0億円
+36.4%
売上高
実績: 2430.9億円 / 予想: 4700.0億円
+17.3%
3Q
営業利益
実績: 134.0億円 / 予想: 155.0億円
+53.6%
売上高
実績: 3943.5億円 / 予想: 5300.0億円
+28.2%
通期
営業利益
実績: 187.8億円 / 予想: 未開示
+84.7%
売上高
実績: 6336.7億円 / 予想: 未開示
+50.3%
3行解説
- サーバー・車載向けメモリ需要の急拡大により、売上高は前期比50.3%増の6,336億円、営業利益は84.7%増の187億円と大幅な増収増益を達成。
- 業績拡大に伴い棚卸資産と営業債権が急増し、営業キャッシュ・フローは974億円の赤字へ転落。不足資金は短期借入金で賄い、自己資本比率は17.2%まで急低下。
- 次期予測は売上高7,500億円(18.4%増)と続伸を見込む一方、営業利益は182億円(3.1%減)の微減益を計画。配当は600円(年60円増)を予想。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-24 | 2026年3月期 通期 | +84.7% | +19.0% | — | — | — |
| 2026-01-29 | 2026年3月期 第3四半期 | +53.6% | -20.2% | -21.1% | -12.1% | -14.9% |
| 2025-10-30 | 2026年3月期 第2四半期 | +36.4% | +18.3% | +25.5% | +47.2% | +65.6% |
| 2025-07-29 | 2026年3月期 第1四半期 | -44.0% | -5.2% | -4.1% | -5.1% | +1.7% |
| 2025-04-24 | 2025年3月期 通期 | +7.3% | -7.8% | -6.6% | -2.2% | +0.8% |
| 2025-01-29 | 2025年3月期 第3四半期 | +22.5% | -1.9% | -8.8% | -8.7% | -13.7% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第34期(2024/04/01-2025/03/31)