アルフレッサ ホールディングス株式会社は、国内最大級の医薬品卸売グループです。事業の核は、売上高の約9割を占める「医療用医薬品等卸売事業」であり、全国の医療機関や調剤薬局に医薬品を供給しています。その他、一般用医薬品の卸売を行う「セルフメディケーション卸売事業」、医薬品・検査試薬の「製造事業」、および「調剤薬局事業」を展開しています。主要顧客は全国の医療機関、調剤薬局、ドラッグストアであり、武田薬品工業などの大手製薬メーカーからの仕入に基づき、高度な物流網(MS:営業担当者)を武器に競合他社(メディパルHD、スズケン、東邦HD)と激しいシェア争いを繰り広げています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
1.3%
≧10%が優良
ROA
2.6%
≧5%が優良
ROE
5.7%
≧10%が優良
ROIC
5.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
-1.0%
≧10%が優良
EPS成長率
-4.3%
≧10%が優良
3行解説
- 連結売上高は前期比3.6%増の2兆9,611億円と増収を確保したが、薬価改定や物流・人件費のコスト増により、連結営業利益は1.0%減の381億円に留まった。
- 製造事業における製造販売権等の減損損失(56億円)や独占禁止法関連の違約金引当金(約49億円)が利益を圧迫しており、ガバナンスと収益性の再構築が急務。
- 一方で、DOE2.4%以上の配当維持と約110億円の自己株式取得・消却、CRO事業(ArkMS社)の買収など、資本効率改善と成長投資を並行させる姿勢は鮮明。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-15 16:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 69.6億円 / 予想: 371.0億円
+4.1%
売上高
実績: 7581.2億円 / 予想: 3.1兆円
+4.9%
2Q
営業利益
実績: 162.1億円 / 予想: 371.0億円
+8.1%
売上高
実績: 1.5兆円 / 予想: 3.1兆円
+5.0%
3Q
営業利益
実績: 297.3億円 / 予想: 371.0億円
-4.5%
売上高
実績: 2.4兆円 / 予想: 3.1兆円
+4.5%
通期
営業利益
実績: 361.6億円 / 予想: 未開示
-5.0%
売上高
実績: 3.1兆円 / 予想: 未開示
+4.8%
3行解説
- 2026年3月期連結業績は、売上高が前期比4.8%増の3兆1,040億円と伸長した一方、成長投資(21億円)の影響で営業利益は同5.0%減の361億円と減益での着地。
- 政策保有株式の縮減による投資有価証券売却益253億円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は同52.4%増の417億円と大幅増益。
- 決算発表と同時に、上限150億円(630万株)の自己株式取得と、次期の年間配当予想を71円(前期比3円増)とする株主還元策を公表。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-15 | 2026年3月期 通期 | -5.0% | +2.5% | -5.9% | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -4.5% | -2.2% | -2.3% | -3.6% | -2.5% |
| 2025-11-06 | 2026年3月期 第2四半期 | +8.1% | +0.1% | +2.5% | +6.1% | +6.9% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | +4.1% | +1.3% | -2.4% | -2.4% | -14.2% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | -1.0% | -4.7% | -7.8% | -8.4% | -5.0% |
| 2025-02-10 | 2025年3月期 第3四半期 | +4.0% | +3.1% | +4.7% | +4.3% | +11.0% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第22期(2024/04/01-2025/03/31)