カゴメ株式会社は、トマト加工品(ケチャップ、ピューレー等)および野菜飲料(「野菜生活100」シリーズ等)の製造・販売を主軸とする国内最大手の食品メーカーです。事業は「国内加工食品事業」、「国際事業」、「その他(国内農事業、不動産等)」の3セグメントで構成されています。
- 主要製品・サービス: 野菜飲料、トマト調味料(ケチャップ等)、業務用ソース、冷凍野菜、および海外でのトマトペースト(一次加工)とピザソース(二次加工)。
- 主要顧客: 最大の販売先は株式会社日本アクセスであり、連結売上収益の12.7%(372億円)を占めています。
- 競合環境: 国内飲料市場では厳しいシェア争いがある一方、国際市場ではトマトの国際市況(コモディティ価格)の変動およびグローバルなフードサービス企業との価格交渉力が鍵となる環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-13 提出)収益性
営業利益率
7.7%
≧10%が優良
ROA
6.1%
≧5%が優良
ROE
7.9%
≧10%が優良
ROIC
6.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-4.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
-37.5%
≧10%が優良
EPS成長率
-42.0%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年度はトマトペーストの国際市況下落により、売上収益が前年比4.1%減の2,942億円、事業利益が16.2%減の226億円と、国際事業が足かせとなり減収減益。
- 新中期経営計画「Kagome Group Plan 2028」を始動し、ROE 9%以上を目標に掲げ、500億円規模の戦略投資枠(M&A)を確保して国際事業の二次加工シフトを加速。
- 株主還元を大幅強化し、総還元性向50%目標および累進配当の導入(2026年度は年58円へ増配予定)を決定、資本効率の改善に向けた強い姿勢を表明。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-04-30 15:40 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 41.2億円 / 予想: 230.0億円
-14.6%
売上高
実績: 675.6億円 / 予想: 3100.0億円
+0.6%
3行解説
- 国内事業での製品価格改定に伴う販売数量の減少や原材料価格の高騰、販促費の増加が響き、売上収益は前年同期比0.6%増の微増に留まった一方、事業利益は25.8%減と大幅な減益での着地となりました。
- 国際事業では、2026年1月に英国Silbury社を完全子会社化したことで売上収益が純増したものの、トマトペーストの世界的な需給緩和による市況下落が一次加工カテゴリーの利益を圧迫しました。
- 通期業績予想は据え置かれましたが、高値が続く原材料コストや中東情勢緊迫化に伴うコスト増リスクなど、不透明な外部環境下での厳しい期出しとなっています。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年12月期 第1四半期 | -14.6% | +0.6% | -6.1% | — | — |
| 2026-02-02 | 2025年12月期 通期 | -37.5% | +1.1% | -1.0% | -1.6% | +2.5% |
| 2025-07-31 | 2025年12月期 第2四半期 | -57.2% | -2.0% | -2.1% | -5.1% | -7.9% |
| 2025-04-30 | 2025年12月期 第1四半期 | -68.1% | -0.2% | +1.3% | -3.9% | -9.5% |
| 2025-02-03 | 2024年12月期 通期 | +107.3% | +0.3% | -0.9% | +3.4% | +10.4% |
有価証券報告書
2026-03-13 有価証券報告書-第82期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-07 有価証券報告書-第81期(2024/01/01-2024/12/31)