東洋水産株式会社(マルちゃんブランド)は、即席麺、低温食品(生麺・茹で麺・冷凍麺)、加工食品(米飯類・スープ)、水産食品、冷蔵事業を展開する総合食品メーカーです。特に海外即席麺事業が収益の柱となっており、米国およびメキシコで高いシェアを誇ります。主要な顧客として三井物産㈱への売上高が1,290億円(連結売上の25.4%)に達しています。競合環境としては、国内では日清食品ホールディングス等と、海外では日系および韓国系メーカーとの競争関係にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
14.9%
≧10%が優良
ROA
12.9%
≧5%が優良
ROE
13.0%
≧10%が優良
ROIC
11.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
13.2%
≧10%が優良
EPS成長率
14.9%
≧10%が優良
3行解説
- 過去最高業績の達成: 北米を中心とした海外即席麺事業が牽引し、連結売上高5,076億円(前期比3.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益628億円(同13.0%増)と過去最高を更新。
- 株主還元の劇的強化: 新中期経営計画にて総還元性向70%目途を掲げ、235億円を上限とする大規模な自己株式取得(2025年5月決議)を決定するなど、還元姿勢を鮮明化。
- 成長投資の加速: 3年間で1,300億円以上の設備投資を計画し、メキシコ工場の新設や北米工場の拡張、国内システムの統合により「稼ぐ力」のさらなる向上を図る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-15 12:20 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 183.0億円 / 予想: 760.0億円
-7.6%
売上高
実績: 1258.0億円 / 予想: 5450.0億円
+0.8%
2Q
営業利益
実績: 397.7億円 / 予想: 800.0億円
-0.1%
売上高
実績: 2560.7億円 / 予想: 5350.0億円
+1.1%
3Q
営業利益
実績: 645.7億円 / 予想: 800.0億円
+6.1%
売上高
実績: 4026.4億円 / 予想: 5350.0億円
+3.6%
通期
営業利益
実績: 858.0億円 / 予想: 未開示
+12.1%
売上高
実績: 5366.4億円 / 予想: 未開示
+4.8%
3行解説
- 2026年3月期は、海外即席麺事業の価格改定効果や水産食品事業の伸長により、売上高・各段階利益ともに過去最高を更新して着地。
- 堅調な業績を背景に、2026年3月期の年間配当を前回予想から20円増額の220円とし、さらに275億円を上限とする自己株式取得を発表。
- 2027年3月期の通期予想は増収ながらも、原材料価格の動向や物流費、設備投資に伴う償却費の増加を見込み、4.4%の営業減益となる慎重な見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-15 | 2026年3月期 通期 | +12.1% | +4.8% | +6.3% | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +6.1% | +0.0% | +3.7% | +2.8% | +1.7% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | -0.1% | +8.0% | +1.1% | +5.9% | +1.3% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | -7.6% | -2.3% | -1.5% | +0.5% | -0.2% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | +13.2% | +1.1% | +0.7% | -6.3% | -7.6% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +29.8% | -4.8% | -10.1% | -12.4% | -13.1% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第77期(2024/04/01-2025/03/31)