アルピコホールディングス株式会社は、長野県を基盤とする交通、流通、観光、不動産事業を展開する地域密着型の多角化企業グループの持株会社です。
- 事業内容: 連結子会社10社を通じ、食品スーパー「デリシア」(60店舗)を運営する流通事業、高速・路線バスや鉄道(上高地線)を運営する運輸事業、ホテルやサービスエリアを運営する観光事業、別荘管理等の不動産事業を展開しています。
- 主要製品・サービス: 信州の観光資源を活かした「上高地・白馬への送客インフラ」と、県内シェアトップクラスの「食品小売網」が最大の強みです。
- 競合環境: 流通事業では全国規模のGMSやドラッグストアとの競争が激化しており、運輸事業では自家用車普及や少子化による利用減少、観光事業では県外資本ホテルとの競合が続いています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
3.3%
≧10%が優良
ROA
5.9%
≧5%が優良
ROE
18.3%
≧10%が優良
ROIC
6.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
39.4%
≧10%が優良
EPS成長率
150.9%
≧10%が優良
3行解説
- インバウンド需要(上高地・白馬エリア)の回復と価格改定の浸透により、連結営業収益は1,038億円、経常利益は前年比44.1%増の30.6億円と大幅な増益を達成。
- 2024年12月の東京証券取引所スタンダード市場への上場に伴う公募増資等により、自己資本比率が18.3%から24.9%へ向上し、財務基盤が大幅に改善。
- 運輸・観光事業が収益を牽引する一方、主力の流通事業は電気代や人件費の高騰により営業利益が前年比1.0%減となり、収益性の二極化が鮮明。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 7.1億円 / 予想: 31.0億円
+11.7%
売上高
実績: 255.7億円 / 予想: 1055.0億円
+3.2%
2Q
営業利益
実績: 27.6億円 / 予想: 36.0億円
+13.8%
売上高
実績: 541.1億円 / 予想: 1075.0億円
+3.5%
3Q
営業利益
実績: 38.2億円 / 予想: 36.0億円
+17.5%
売上高
実績: 817.9億円 / 予想: 1075.0億円
+3.6%
通期
営業利益
実績: 39.1億円 / 予想: 未開示
+14.7%
売上高
実績: 1074.2億円 / 予想: 未開示
+3.5%
3行解説
- 2026年3月期は、インバウンド需要の回復が運輸・観光事業を強力に牽引し、営業収益3.5%増、営業利益14.7%増の増収増益で着地した。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は、税金費用の増加等により12.8%減の19.98億円となったが、営業キャッシュ・フローは前期比約2.5倍と大幅に改善。
- 2027年3月期は、賃上げ(ベースアップ)やエネルギーコスト増を価格改定等で完全には補いきれないとし、通期営業利益5.5%減の減益を予想。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +14.7% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +17.5% | +1.8% | +3.4% | +3.5% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | +13.8% | +1.4% | -5.0% | -11.6% | -8.3% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | +11.7% | +1.2% | -6.2% | -2.2% | -6.3% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +39.4% | +0.7% | -13.0% | -16.2% | -19.0% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +34.5% | +4.4% | -2.4% | -0.1% | -1.1% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第17期(2024/04/01-2025/03/31)