ヤマイチエステート 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 利益面の急減速と衝撃的な次期減速予想: 2025年3月期は増収ながらも営業利益が25.2%減、純利益が45.6%減と大幅減益。さらに次期(2026年3月期)予測では営業利益がさらに約46%減、純利益は80.9%減という極めて厳しい「踊り場」の計画を発表した。
  • 棚卸資産の積み増しとキャッシュフローの悪化: 開発案件の進捗により仕掛販売用不動産が前期末比約19億円増の149億円に膨らみ、営業キャッシュフロー(CF)は23.6億円の赤字に転落。借入金依存度が高まっている。
  • 積極的なM&Aによる事業基盤拡大と一過性コスト: 株式会社エスティリンク、株式会社大成住宅の連結化により規模は拡大したが、のれん償却やM&A関連費用が利益を圧迫する要因となった。

2. 直近の業績と進捗率

2025年3月期の実績は以下の通りです。

  • 売上高: 209.1億円(前期比 +4.1%)
  • 営業利益: 17.5億円(前期比 △25.2%)
  • 経常利益: 12.2億円(前期比 △37.1%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 6.8億円(前期比 △45.6%)

進捗率と勢いの変化: 本決算のため通期計画に対する進捗率は100%に到達していますが、利益面では期初予想を下振れて着地した印象です。特に前年同期は営業利益23.4億円(利益率11.7%)だったのに対し、今期は17.5億円(利益率8.4%)へと収益性が大きく低下しており、成長の勢いは明らかに鈍化しています。

3. セグメント別のモメンタム

  • 不動産開発・賃貸事業(勢い:維持): 売上高31.5億円(+9.2%)、利益9.8億円(+22.4%)。既存物件の稼働が堅調で、ポートフォリオの入れ替えも奏功し、唯一の増益セグメントとして全体を支えています。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 209.1億円 +4.1% 200.8億円
営業利益 17.5億円 -25.2% 23.4億円
経常利益 12.2億円 -37.1% 19.4億円
当期純利益(親会社帰属) 6.8億円 -45.6% 12.6億円
包括利益 6.9億円 -46.4% 12.9億円
1株当たり当期純利益 80.52円 174.76円
希薄化後1株当たり純利益 80.41円 174.3円

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 506.9億円 491.1億円
純資産 136.4億円 119.6億円
自己資本比率 26.8% 24.4%
自己資本 135.8億円 119.6億円
1株当たり純資産 1,589.26円 1,664.58円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 5.3% 11.0%
ROA(総資産経常利益率) 2.4% 4.3%
売上高営業利益率 8.4% 11.7%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー -23.7億円 18.2億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -10.1億円 -27.0億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 18.3億円 29.4億円
期末現金及び現金同等物残高 41.8億円 57.3億円

来期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 176.1億円 -15.8%
営業利益 9.5億円 -45.7%
経常利益 3.0億円 -75.5%
当期純利益 1.3億円 -80.9%
1株当たり当期純利益 15.26円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 0円 0円
期末 33円 30円
配当性向:当期 37.3% / 前期 18.9% 純資産配当率:当期 1.8% / 前期 2.1%