東洋紡株式会社は、かつての紡績名門から高機能フィルム、ライフサイエンス、環境・機能材を核とする高機能素材メーカーへと転換を遂げた企業です。主要製品は液晶偏光板保護フィルム「コスモシャインSRF」、包装用フィルム、診断薬用酵素、医用膜、海水淡水化用RO膜など多岐にわたります。競合環境としては、フィルム分野では化学・素材大手各社と競合しますが、SRFのようなニッチ・高付加価値市場で独自の地位を築いています。また、2023年4月には三菱商事との合弁会社「東洋紡エムシー」を設立し、グローバルな販売網と経営力を取り入れた事業構造改革を推進しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
3.9%
≧10%が優良
ROA
2.7%
≧5%が優良
ROE
0.9%
≧10%が優良
ROIC
2.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
1.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
85.1%
≧10%が優良
EPS成長率
-18.4%
≧10%が優良
3行解説
- 収益性は回復途上にあるが、減損損失の計上等により親会社株主純利益は20億円(前年比18.4%減)に留まり、ROEは1.0%と極めて低い水準。
- 液晶用フィルム等の重点事業は堅調な一方、包装用フィルムやライフサイエンスの一部で立ち上げ遅れやコスト増が利益の足かせとなっている。
- 大型投資に伴い有利子負債が増加し、D/Eレシオは1.37倍、自己資本比率は31.6%へ低下しており、財務健全性の維持が喫緊の課題。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-09 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 55.7億円 / 予想: 210.0億円
+80.2%
売上高
実績: 1029.1億円 / 予想: 4400.0億円
+2.2%
2Q
営業利益
実績: 117.9億円 / 予想: 230.0億円
+70.1%
売上高
実績: 2040.2億円 / 予想: 4250.0億円
+2.5%
3Q
営業利益
実績: 182.7億円 / 予想: 240.0億円
+79.6%
売上高
実績: 3075.2億円 / 予想: 4300.0億円
+2.1%
3行解説
- 利益面で劇的なV字回復: 親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比約11倍(986.2%増)の78億円に急伸し、低収益からの脱却が鮮明。
- 主力フィルム事業が牽引: 液晶偏光子保護フィルム「コスモシャインSRF」の強い需要と包装用フィルムの採算改善により、セグメント営業利益が前年比3.3倍と爆発的に成長。
- 通期業績予想を上方修正: フィルムやエアバッグ用基布の好調、円安の追い風を受け、売上高は微減ながらも各段階利益の通期計画を引き上げた。
書類一覧
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短信
2026-02-09 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-11-10 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-08-07 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
有報
2025-06-24 2025-03 期末 有価証券報告書-第167期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-05-12 2025-03 通期 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-02-12 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)