八洲電機株式会社は、日立製作所の特約店をルーツに持つ技術商社兼エンジニアリング企業です。主に日立グループ製品を核とした電気機器、情報機器、産業用設備の販売およびソリューション提供を行っています。
- 主要製品・サービス: 電機制御システム(PLC・ドライブ)、受変電設備、空調設備、鉄道車両・信号システム、およびそれらの保守点検。
- 主要顧客: 鉄鋼、石油・化学、医薬品、公共インフラ(水道・空港)、鉄道事業者(JR・私鉄)。
- 競合環境: 他の日立系商社や三菱電機系・東芝系商社と競合しますが、単なる物売りではなく、設計・施工からメンテナンスまでを一貫して手掛ける「エンジニアリング力」で差別化を図っています。仕入高の57.4%を日立グループに依存している点が特徴です。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
8.0%
≧10%が優良
ROA
8.4%
≧5%が優良
ROE
13.8%
≧10%が優良
ROIC
11.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
1.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
34.9%
≧10%が優良
EPS成長率
50.7%
≧10%が優良
3行解説
- 連結経常利益が中期経営計画目標(50億円)を前倒しで達成し、上場以来の最高益を3年連続で更新。
- 交通事業の案件大幅増(利益+64.9%)と、プラント・産業事業での高収益エンジニアリング案件へのシフトが収益性を牽引。
- 20.9億円を投じた東京キデン㈱のM&Aや、配当額の大幅引き上げ(28円→36円)など、成長投資と株主還元の両面を強化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-01-30 15:40 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 7.0億円 / 予想: 56.0億円
+115.1%
売上高
実績: 133.9億円 / 予想: 680.0億円
+25.5%
2Q
営業利益
実績: 18.6億円 / 予想: 66.0億円
+189.9%
売上高
実績: 287.1億円 / 予想: 740.0億円
+22.6%
3Q
営業利益
実績: 35.3億円 / 予想: 71.0億円
+118.6%
売上高
実績: 447.4億円 / 予想: 750.0億円
+22.3%
3行解説
- 大幅な増益サプライズ: 第3四半期累計の営業利益が35.33億円(前年同期比118.7%増)と倍増しており、インフラ更新需要やデータセンター向け空調案件が強力な牽引役となった。
- 業績予想の上方修正と記念配当: 好調な進捗を受け通期予想を上方修正し、営業利益は前期比35.2%増の71億円を見込む。創立80周年の記念配当(2円)も追加された。
- 財務体質の急改善: 受取手形・売掛金の回収が進んだことで自己資本比率が47.7%から58.3%へ大幅に上昇し、キャッシュポジションが厚くなっている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +118.6% | -0.8% | +11.0% | +5.3% | -5.6% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +189.9% | +7.3% | +2.8% | +6.7% | +16.8% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +115.1% | +0.7% | +13.1% | +24.9% | +20.9% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +34.9% | +0.1% | +0.2% | -3.3% | -3.9% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +29.3% | +1.4% | +6.0% | +3.8% | +2.4% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第81期(2024/04/01-2025/03/31)