オイシックス・ラ・大地株式会社は、有機・特別栽培野菜やミールキットの戸別宅配を行う「BtoCサブスク事業」を核とし、2024年1月にシダックス株式会社を子会社化したことで、食堂運営や病院給食、公共施設管理、車両運行支援までを手掛ける「食のインフラ企業」へと変貌しました。
- 主要製品・サービス: 「Oisix」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の3ブランドによるEC宅配。シダックスによるメディカルフードサービス、車両運行管理等。
- 競合環境: 食のEC市場ではネットスーパーや生協と、BtoB市場では大手給食業者と競合。高品質・付加価値戦略で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
2.7%
≧10%が優良
ROA
4.9%
≧5%が優良
ROE
9.5%
≧10%が優良
ROIC
4.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
72.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
33.9%
≧10%が優良
EPS成長率
-8.2%
≧10%が優良
3行解説
- シダックスの完全連結により売上高は前期比72.5%増の2,560億円と急拡大したが、純利益は段階取得に係る差益が剥落した影響もあり11.4%減の36.3億円に留まった。
- 連結子会社(エス・ロジックス)での棚卸資産の過大計上という会計不祥事が発覚。ガバナンス体制の再構築と、総資産の27.5%を占めるのれん等の減損リスクが課題。
- 創業以来初となる配当方針(2026年3月期より連結配当性向15%目安)を表明。23億円規模の自社株買い実施など、成長一辺倒から株主還元重視への転換期にある。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 18.4億円 / 予想: 80.0億円
+49.3%
売上高
実績: 664.2億円 / 予想: 2700.0億円
+5.1%
2Q
営業利益
実績: 30.1億円 / 予想: 73.0億円
-8.6%
売上高
実績: 1318.2億円 / 予想: 2550.0億円
+4.9%
3Q
営業利益
実績: 57.3億円 / 予想: 73.0億円
-3.1%
売上高
実績: 1946.3億円 / 予想: 2550.0億円
+0.5%
通期
営業利益
実績: 73.4億円 / 予想: 未開示
+6.9%
売上高
実績: 2514.2億円 / 予想: 未開示
-1.8%
3行解説
- 売上高は事業再編により微減(前期比1.8%減)となったが、シダックス社の売却やB2Bサブスク事業の伸長により、純利益は前期比24.4%増の45億円と大幅増益で着地。
- B2Cサブスク事業が減収減益と苦戦する一方で、B2Bサブスク事業(給食等)が利益面で前期比117.2%増と急成長し、新たな収益の柱として台頭。
- 株主還元方針を変更し、配当性向20.0%を目安に設定。次期は26円への増配(今期20円)を予想するなど、還元姿勢を明確に強化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +6.9% | +3.2% | +6.6% | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | -3.1% | -1.3% | -3.4% | -0.9% | +0.7% |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | -8.6% | -4.3% | -15.0% | -22.5% | -24.0% |
| 2025-08-13 | 2026年3月期 第1四半期 | +49.3% | -0.9% | +2.5% | -11.7% | -11.0% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +33.9% | -0.4% | -4.1% | -2.3% | -1.7% |
| 2025-03-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +37.7% | -0.0% | -7.4% | +9.2% | +11.0% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第28期(2024/04/01-2025/03/31)