株式会社あさひは、日本最大級の自転車専門店「サイクルベースあさひ」を全国展開する、自転車販売および付加価値サービスの提供を主業とする企業です。単なる小売業にとどまらず、自社で製品を企画・開発し、海外提携工場で生産する「自転車版SPA(製造小売)モデル」を構築している点が最大の特徴です。539店舗(2026年2月末時点)の直営ネットワークを通じた新車販売、パーツ・アクセサリーの販売、ならびに「サイクルメイト」に代表される点検・修理といったアフターサービスを収益の柱としています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2026-02 期末、2026-05-13 提出)収益性
営業利益率
4.8%
≧10%が優良
ROA
7.1%
≧5%が優良
ROE
5.7%
≧10%が優良
ROIC
6.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-0.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
-28.2%
≧10%が優良
EPS成長率
-36.2%
≧10%が優良
3行解説
- 自社開発のプライベートブランド(PB)比率が仕入高の約4割に達するSPAモデルにより、小売業として高い利益率を確保している。
- ネット注文・店舗受取の「OMO」基盤と、高度な整備技能を持つ「自転車マイスター」制度が、EC専業や他社に対する強力な防護壁となっている。
- 新車販売への依存から脱却し、需要が拡大するリユース(中古)事業やメンテナンス、周辺サービスを強化する循環型ビジネスへの転換を急いでいる。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-03 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 32.7億円 / 予想: 56.2億円
-10.8%
売上高
実績: 271.0億円 / 予想: 858.0億円
+0.6%
2Q
営業利益
実績: 37.6億円 / 予想: 56.2億円
-21.1%
売上高
実績: 459.0億円 / 予想: 858.0億円
-1.1%
3Q
営業利益
実績: 43.2億円 / 予想: 42.3億円
-22.6%
売上高
実績: 641.1億円 / 予想: 810.0億円
-0.7%
通期
営業利益
実績: 39.4億円 / 予想: 未開示
-28.2%
売上高
実績: 813.7億円 / 予想: 未開示
-0.3%
3行解説
- 2026年2月期は新車販売の低迷と買い替えサイクルの長期化により、売上高が微減(0.3%減)、営業利益は28.2%減の大幅な減益で着地。
- 中期経営計画「VISION2025」の最終年度だったが、市場全体の販売台数が想定を下回ったことで当初目標を下方修正する厳しい結果となった。
- 次期(2027年2月期)は新中期計画「VISION2028」を始動し、ECと店舗を融合したOMO施策やリユース事業の強化により、売上高6.0%増、純利益20.3%増の回復を見込む。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-03 | 2026年2月期 通期 | -28.2% | +0.1% | -3.0% | -14.0% | — |
| 2025-12-22 | 2026年2月期 第3四半期 | -22.6% | -2.7% | -4.5% | -10.0% | -17.2% |
| 2025-09-22 | 2026年2月期 第2四半期 | -21.1% | -2.0% | +1.9% | -6.1% | -9.9% |
| 2025-06-23 | 2026年2月期 第1四半期 | -10.8% | -2.2% | -3.2% | -7.2% | -7.1% |
| 2025-04-04 | 2025年2月期 通期 | +11.7% | -3.9% | -4.8% | -7.7% | -12.9% |
有価証券報告書
2026-05-13 有価証券報告書-第51期(2025/02/21-2026/02/20)
2025-05-19 有価証券報告書-第50期(2024/02/21-2025/02/20)