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クラレ

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3405 プライム

株式会社クラレは、世界トップシェアを誇るポバール樹脂やポバールフィルム、EVOH樹脂(商品名:エバール)などのビニルアセテート系事業を中核とする大手化学メーカーです。

  • 事業内容: ビニルアセテート、イソプレン、機能材料(メタクリル、活性炭、メディカル)、繊維、トレーディング等の製造・販売。
  • 主要製品: 液晶パネル用ポバールフィルム、自動車合わせガラス用中間膜(PVB)、食品包装用ガスバリア材(エバール)、人工皮革(クラリーノ)、耐熱性ポリアミド樹脂(ジェネスタ)。
  • 競合環境: 高機能化学品分野で高い参入障壁を持つ一方、汎用・準汎用品ではアジアメーカーとの価格競争に晒されています。また、合わせガラス用中間膜では積水化学工業等と、活性炭分野ではグローバルでのシェア争いが激化しています。

市場ポジション

プライム市場 / 化学

市場内 業種内

最新の有価証券報告書サマリー

出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-25 提出)

収益性

営業利益率

7.3%

≧10%が優良

ROA

4.5%

≧5%が優良

ROE

1.0%

≧10%が優良

ROIC

2.3%

≧7%が優良

成長性

売上高成長率

-2.2%

≧10%が優良

営業利益成長率

-30.8%

≧10%が優良

EPS成長率

-75.5%

≧10%が優良

3行解説

  1. FY2025は売上高8,084億円(前期比2.2%減)、純利益75億円(同76.5%減)と、イソプレン事業等の巨額減損により大幅減益。
  2. 主力のビニルアセテート事業が欧州経済停滞と原料高で苦戦する中、タイ工場の立ち上げに伴うイソプレン関連の減損損失256億円が計上され、業績の足かせとなった。
  3. 一方で株主還元は極めて積極的で、配当維持に加え300億円の自社株買いを実施し、総還元性向は628.1%(予定)と、資産効率の改善に注力。

最新の決算短信サマリー

出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-13 13:00 提出)

進捗

1Q
営業利益
-20.3%
売上高
+3.1%

3行解説

  • 売上高は前年同期比3.1%増の2,009億円と増収を確保したものの、営業利益は同20.3%減の148億円となり、原材料高や中東情勢の悪化に伴うコスト増が利益を圧迫。
  • 主力のビニルアセテートセグメントが操業度悪化や価格調整で3割以上の大幅減益となった一方、機能材料や繊維セグメントは収益性が改善し、事業間での明暗が分かれた。
  • 通期計画に対する営業利益進捗率は21.2%とやや低調な滑り出しだが、自己株式取得の完了や100周年記念配当(10円)の実施など、株主還元姿勢を鮮明にしている。

決算短信と発表後の株価反応

株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)

提出日 決算短信 営業利益 前年同期比 当日 1週間 1ヶ月 2ヶ月
2026-05-13 2026年12月期 第1四半期 -20.3%
2026-02-10 2025年12月期 通期 -30.8% -2.3% +0.0% -2.3%
2025-11-12 2025年12月期 第3四半期 -37.3% -1.7% -7.2% -9.0% -10.7%
2025-08-08 2025年12月期 第2四半期 -42.2% -12.2% -10.8% -8.3% -14.1%
2025-05-14 2025年12月期 第1四半期 -35.2% +1.2% +3.7% +3.8% +4.0%
2025-02-12 2024年12月期 通期 +12.7% -15.0% -14.8% -11.5% -16.2%