ポールトゥウィンホールディングス株式会社は、ゲームやソフトウェアの「品質」を支えるB2Bアウトソーシング事業を主軸とする企業です。製品の不具合を見つける「デバッグ」、多言語展開を支援する「ローカライズ」、ユーザー対応を行う「カスタマーサポート」など、エンターテインメント作品やITシステムのライフサイクル全般を支えるサービスを提供しています。収益の柱は、長年の実績により高い参入障壁を築いている国内ゲームデバッグ事業と、近年拡大している海外展開、および非ゲーム(Tech)領域のソフトウェアテストです。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2026-01 期末、2026-04-21 提出)収益性
営業利益率
-0.5%
≧10%が優良
ROA
-0.9%
≧5%が優良
ROE
-33.3%
≧10%が優良
ROIC
-1.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-6.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
-130.3%
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- メディア・コンテンツ業務からの完全撤退と不採算部門の整理を断行し、祖業である「デバッグ・検証」と成長領域の「Tech・海外」へ経営資源を再配置する構造改革の最終局面にある。
- 創業家出身の橘鉄平社長による指揮のもと、労働集約型モデルからの脱却を目指し、AI技術の活用による労働生産性の向上と、M&Aを通じたグローバルIP支援体制の強化を推進している。
- 3期連続の親会社株主帰属当期純損失を計上したが、これは構造改革に伴う減損損失(約30.6億円)等の「膿出し」が主因であり、翌期以降の収益回復に向けた「再編期」の総仕上げとなっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-01 通期 、2026-03-17 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -0.2億円 / 予想: 12.0億円
+82.1%
売上高
実績: 127.6億円 / 予想: 550.5億円
+6.7%
2Q
営業利益
実績: -2.1億円 / 予想: 11.2億円
—
売上高
実績: 246.7億円 / 予想: 497.3億円
+1.6%
3Q
営業利益
実績: 1.8億円 / 予想: 2.8億円
-71.8%
売上高
実績: 370.0億円 / 予想: 485.3億円
-0.7%
通期
営業利益
実績: -2.4億円 / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 488.4億円 / 予想: 未開示
-6.5%
3行解説
- 不採算事業からの撤退と巨額減損: メディア・コンテンツ業務(HIKE社、アクアプラス社等)の売却・撤退を断行。これに伴い30.6億円の減損損失を計上し、最終赤字は34.7億円へ拡大した。
- 主力事業は増収を維持: 国内ソリューションが前期比5.3%増、海外が2.7%増と堅調。次世代機(Nintendo Switch 2関連)の需要や工数単価の上昇が寄与し、事業の「選択と集中」が進んだ。
- 来期V字回復の強気見通し: 2027年1月期は構造改革の完了により、営業利益20.1億円(今期2.3億円の損失から黒字化)を見込む。配当は維持方針。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-17 | 2026年1月期 通期 | — | -3.0% | -4.4% | — | — |
| 2025-12-09 | 2026年1月期 第3四半期 | -71.8% | -0.9% | -6.4% | -3.6% | -23.4% |
| 2025-09-12 | 2026年1月期 第2四半期 | — | +3.5% | -1.7% | -9.5% | -16.0% |
| 2025-06-10 | 2026年1月期 第1四半期 | +82.1% | +1.1% | -9.2% | +0.4% | -8.2% |
| 2025-03-14 | 2025年1月期 通期 | +76.6% | +0.0% | -13.1% | -17.4% | -22.1% |
有価証券報告書
2026-04-21 有価証券報告書-第17期(2025/02/01-2026/01/31)
2025-04-25 有価証券報告書-第16期(2024/02/01-2025/01/31)