株式会社ブイキューブは、Web会議システムやWebセミナー配信、および防音個室「テレキューブ」を提供する、ビジュアルコミュニケーションの総合プロバイダーです。 収益構造は、Zoom等のリセール販売や自社プラットフォームのライセンス提供による「ストック型収益」と、セミナー配信の運営支援やテレキューブの設置販売による「フロー型収益」の二本柱で構成されています。近年はツール単体の提供から、企業のDX支援やハイブリッドイベントの運用をパッケージ化して提供するサービスへと付加価値をシフトさせています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-04-30 提出)収益性
営業利益率
-17.1%
≧10%が優良
ROA
-17.5%
≧5%が優良
ROE
682.0%
≧10%が優良
ROIC
-20.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-5.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- コロナ特需後の需要減に加え、米国子会社TENにおける巨額の不明支出と独断的な財務支援により、連結債務超過および監査意見不表明という深刻な経営危機に陥っている。
- 「テレキューブ」を軸とした国内事業のニーズは堅調だが、ガバナンスの欠如による信頼失墜と米国当局(SEC/USAO)による調査が事業継続の重大な足かせとなっている。
- 投資ファンド(日本革新投資)によるスポンサー支援と非公開化を前提とした抜本的な再建プロセスに入っており、上場企業としての存続は極めて困難な局面にある。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2025-12 通期 、2026-03-31 22:45 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -7.1億円 / 予想: -7.0億円
—
売上高
実績: 24.5億円 / 予想: 100.0億円
-12.9%
2Q
営業利益
実績: -8.2億円 / 予想: -7.0億円
—
売上高
実績: 50.1億円 / 予想: 100.0億円
-10.8%
3Q
営業利益
実績: -12.0億円 / 予想: -7.0億円
-816.8%
売上高
実績: 72.2億円 / 予想: 100.0億円
-7.5%
通期
営業利益
実績: -20.6億円 / 予想: 未開示
-772.5%
売上高
実績: 98.6億円 / 予想: 未開示
-5.8%
3行解説
- 債務超過への転落と上場廃止基準への抵触: 米国子会社の上場関連費用や巨額の減損損失計上により、2025年12月末時点で約6.5億円の債務超過となり、上場廃止基準に抵触した。
- スポンサー支援による再建計画: 株式会社日本革新投資(J-INC)との間でスポンサー基本契約を締結。第三者割当増資および株式併合を経て非公開化し、抜本的な財務改善と再建を目指す。
- 事業別の明暗: 主力のエンタープライズDXおよびイベントDXが減収減益・赤字拡大となる一方、防音個室ブースの「サードプレイスDX」は売上高・利益ともに成長を維持している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-31 | 2025年12月期 通期 | -772.5% | +0.4% | -41.2% | -66.4% | — |
| 2026-03-31 | 2025年12月期決算短信の開示が期末後50日を超えたことに関するお知らせ | — | +0.4% | -41.2% | -66.4% | — |
| 2025-11-14 | 2025年12月期 第3四半期 | -816.8% | +1.4% | +1.0% | -21.8% | +0.8% |
| 2025-08-14 | 2025年12月期 第2四半期 | — | +2.4% | +3.5% | -1.2% | -8.4% |
| 2025-05-20 | 2025年12月期 第1四半期 | — | +1.2% | -5.2% | -0.8% | -9.4% |
| 2025-02-21 | 2024年12月期 通期 | -51.3% | -4.8% | -22.9% | -29.2% | -24.9% |
有価証券報告書
2026-04-30 有価証券報告書-第26期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-31 有価証券報告書-第25期(2024/01/01-2024/12/31)