ニッポン高度紙工業(NKK)は、世界シェアトップクラスを誇るアルミ電解コンデンサ用セパレータの専業メーカーです。経済産業省から「グローバルニッチトップ企業100選」に選定されるなど、高度な製紙技術を核とした電子材料に強みを持ちます。主要製品はコンデンサ用セパレータのほか、リチウムイオン電池(LiB)や電気二重層キャパシタ(EDLC)向けの電池用セパレータ等の機能材です。主要顧客は王子エフテックス(株)であり、同社への売上高は106.43億円と、連結売上高の66.4%を占める密接な提携関係にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-17 提出)収益性
営業利益率
15.3%
≧10%が優良
ROA
7.1%
≧5%が優良
ROE
7.7%
≧10%が優良
ROIC
5.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
8.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
43.1%
≧10%が優良
EPS成長率
20.6%
≧10%が優良
3行解説
- 生成AI関連の投資拡大や車載向け需要の回復により、売上高は前期比8.1%増の160.33億円、営業利益は同43.1%増の24.60億円と大幅な増収増益を達成。
- 2024年11月に米子工場の新抄紙ライン(R2号機)が稼働し、高付加価値製品の量産体制が整備。中期経営計画で2027年3月期に売上高200億円、ROE10%以上の目標を掲げる。
- 減価償却方法を定率法から定額法へ変更したことで利益が4.13億円押し上げられており、会計方針の変更が利益成長のモメンタムを補強している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-24 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 8.6億円 / 予想: 26.0億円
+10.7%
売上高
実績: 46.5億円 / 予想: 166.0億円
+19.2%
2Q
営業利益
実績: 17.8億円 / 予想: 31.0億円
+3.4%
売上高
実績: 93.5億円 / 予想: 181.0億円
+13.8%
3Q
営業利益
実績: 26.5億円 / 予想: 31.0億円
+24.3%
売上高
実績: 138.9億円 / 予想: 181.0億円
+14.0%
通期
営業利益
実績: 35.3億円 / 予想: 未開示
+43.6%
売上高
実績: 186.2億円 / 予想: 未開示
+16.2%
3行解説
- 生成AI関連の需要増が牽引: AIサーバー向けのアルミ電解コンデンサ用セパレータが好調に推移し、売上高は前年比16.2%増、営業利益は43.6%増と大幅な増収増益を達成した。
- 利益率の改善と増配: 原材料費高騰や新設備による減価償却費増を増収効果で吸収し、営業利益率は15.3%から19.0%へ上昇。2026年3月期の配当は直近予想から10円増配の年間90円となった。
- 次期も成長持続の強気予想: 2027年3月期は、AIインフラ整備の進展を背景に売上高210億円(12.8%増)、営業利益44億円(24.5%増)を見込み、さらなる増配(110円)を予定している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-24 | 2026年3月期 通期 | +43.6% | +15.9% | +37.1% | — | — |
| 2026-01-29 | 2026年3月期 第3四半期 | +24.3% | -4.5% | -12.5% | +14.1% | +1.0% |
| 2025-10-30 | 2026年3月期 第2四半期 | +3.4% | +3.7% | +14.5% | +10.6% | +36.0% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +10.7% | -0.9% | +7.6% | +5.4% | +10.5% |
| 2025-04-24 | 2025年3月期 通期 | +43.1% | -1.9% | +5.4% | +0.0% | -1.2% |
| 2025-01-30 | 2025年3月期 第3四半期 | +30.9% | -2.2% | -5.4% | -5.1% | -5.8% |
有価証券報告書
2025-06-17 有価証券報告書-第95期(2024/04/01-2025/03/31)