株式会社アクセルスペースホールディングスは、小型人工衛星の開発・製造・運用を行う「AxelLiner事業」と、自社衛星コンステレーションによる地球観測データ・ソリューションを提供する「AxelGlobe事業」の2軸を展開する宇宙スタートアップです。
- 主要製品・サービス: 顧客専用衛星の開発・運用サービス、および地上分解能2.5mの光学衛星「GRUS」を用いた画像データ販売。
- 主要顧客: 防衛省、JAXA、NEDO等の政府系機関が売上の大半を占めます(AxelLiner事業の99%以上が政府系)。
- 競合環境: 世界的な小型衛星コンステレーション競争の中にあり、海外の大型ベンチャーや国内大手重工メーカーと競合します。短期・低コストでの開発能力と、垂直統合型(製造からデータ販売まで)の事業モデルが強みです。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-05 期末、2025-08-27 提出)収益性
営業利益率
-157.2%
≧10%が優良
ROA
-29.6%
≧5%が優良
ROE
-48.7%
≧10%が優良
ROIC
-20.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-24.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 2025年5月期は売上高15.8億円(前年比24.8%減)、最終損失19.5億円と赤字が継続し、継続企業の前提に関する注記(GC注記)が記載されている。
- 一方で、受注残高は114.4億円(前年同期比116.9%増)と急増しており、次世代衛星「GRUS-3」の量産に向けた仕掛品・前渡金の積み上げが顕著。
- 2025年8月の上場により約71億円を調達し、資金繰りの懸念は当面払拭されたが、財務制限条項を含む多額の借入金を抱えるハイリスク・ハイリターンな局面。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-05 第2四半期 、2026-01-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -10.6億円 / 予想: -40.0億円
—
売上高
実績: 3.1億円 / 予想: 36.5億円
—
2Q
営業利益
実績: -21.9億円 / 予想: -40.0億円
-95.8%
売上高
実績: 5.6億円 / 予想: 36.5億円
-38.8%
3行解説
- 大幅減収と赤字拡大: 第2四半期(累計)の売上高は前年同期比38.8%減の5.64億円に留まり、営業損失も21.91億円(前年同期は11.19億円の損失)と大幅に拡大した。
- IPOによる財務基盤の強化: 2025年8月に東証グロース市場へ上場。公募増資等により約79.35億円を調達し、現預金は100億円を突破、自己資本比率は53.9%へ急改善した。
- 先行投資期の継続: 次世代衛星「GRUS-3」開発等の研究開発費や、2025年6月に打ち上げた「GRUS-3α」の運用・打上げ費用が重なり、損益面では依然として厳しい局面が続く。