株式会社日本ピグメントホールディングス(2024年10月に持株会社体制へ移行)は、樹脂コンパウンドおよび樹脂用(プラスチック用)、塗料用、繊維用などの各種着色剤の製造・販売を主軸とする企業グループです。
- 主要製品・サービス: 樹脂コンパウンド(売上高の約6割)、樹脂用着色剤(マスターバッチ、ドライカラー等)、加工カラー、ピグメントカラー。
- 主要顧客: 樹脂メーカー(OEM生産が主体)、自動車、家電、OA機器、包装資材業界。
- 競合環境: 国内市場は少子化や生産拠点の海外移転により縮小傾向にあり、東南アジア・中国市場での価格競争が激化しています。2024年4月に住化カラー(現・株式会社PLASiST)を子会社化し、国内シェアの拡大と技術融合を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
0.5%
≧10%が優良
ROA
0.5%
≧5%が優良
ROE
27.0%
≧10%が優良
ROIC
0.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
42.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
-58.5%
≧10%が優良
EPS成長率
578.6%
≧10%が優良
3行解説
- 住化カラーの買収に伴う「負ののれん発生益」68.22億円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は50.26億円(前期比578.6%増)と爆発的に増加した。
- 買収により売上高は379.21億円(同42.1%増)と急拡大したが、統合費用や資源高の影響で営業利益は1.76億円(同58.4%減)と本業の収益性は低下した。
- 営業キャッシュ・フローが4.13億円の赤字に転落しており、利益水準に対して運転資金の負担急増とキャッシュ創出能力の低下が懸念される。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.8億円 / 予想: 10.0億円
+6.3%
売上高
実績: 97.1億円 / 予想: 458.0億円
+41.4%
2Q
営業利益
実績: 4.0億円 / 予想: 10.0億円
+841.9%
売上高
実績: 200.5億円 / 予想: 458.0億円
+19.2%
3Q
営業利益
実績: 9.5億円 / 予想: 12.0億円
+871.4%
売上高
実績: 304.7億円 / 予想: 445.0億円
+12.0%
通期
営業利益
実績: 15.1億円 / 予想: 未開示
+757.4%
売上高
実績: 422.2億円 / 予想: 未開示
+11.3%
3行解説
- 本業の利益が急拡大: 営業利益は前期比754.8%増の15.09億円と大幅な回復。価格転嫁の進展に加え、2024年7月の連結子会社増加による収益押し上げ効果が顕著に現れた。
- 純利益の大幅減は一過性要因: 親会社株主に帰属する当期純利益は76.9%減の11.59億円となったが、これは前期に計上された負ののれん発生益(68.22億円)の剥落によるもので、実態は堅調。
- 中国事業が黒字転換: 前期の営業損失から一転、中国拠点での拠点集約や現地企業への販路拡大により、1.43億円の営業黒字を確保した。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +757.4% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +871.4% | +11.2% | +14.7% | +27.8% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | +841.9% | +5.1% | +7.6% | +4.7% | +14.4% |
| 2025-08-12 | 2026年3月期 第1四半期 | +6.3% | -3.8% | -1.6% | -1.4% | -12.5% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | -58.6% | +3.6% | +4.6% | +8.3% | +7.4% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | -48.7% | -4.4% | -3.5% | -0.8% | +1.1% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第89期(2024/04/01-2025/03/31)