三菱瓦斯化学株式会社(MGC)は、天然ガス、石炭、石油等を原料とする基礎化学品から、高機能な機能化学品までを幅広く手掛ける独立系総合化学メーカーです。
- 事業内容: 「グリーン・エネルギー&ケミカル(旧:基礎化学品)」と「機能化学品」の2事業部門を主軸に展開。
- 主要製品: メタノール、メタキシレンジアミン(MXDA)、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)、半導体パッケージ用BT材料、スマートフォン向け光学樹脂ポリマー。
- 主要顧客: エレクトロニクス、自動車、医療・食品包装、建設など多岐にわたる。
- 競合環境: メタノール等の市況品ではグローバルな価格競争に晒される一方、BT材料や特定の光学樹脂等の高付加価値製品では世界トップクラスのシェアを有し、独自の地位を築いています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
6.6%
≧10%が優良
ROA
4.6%
≧5%が優良
ROE
6.6%
≧10%が優良
ROIC
5.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-4.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
7.4%
≧10%が優良
EPS成長率
19.9%
≧10%が優良
3行解説
- 子会社の持分法適用会社化による売上高減少(△4.9%)の一方で、不採算事業の撤退とエンジニアリングプラスチックスの回復により営業利益は7.4%増の508億円と増益を確保。
- 中期経営計画「Grow UP 2026」の下、AIサーバー向けBT材料や光学樹脂等の「U&P事業」へ資源を集中し、2026年度にROE 9%以上を目指す成長戦略を推進中。
- 総還元性向50%を目安とした累進配当方針を掲げ、当期は配当を95円(前年80円)に増額、さらに150億円規模の自社株買い・消却を実施するなど極めて積極的な還元姿勢を示す。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 109.8億円 / 予想: 460.0億円
-30.2%
売上高
実績: 1779.8億円 / 予想: 7500.0億円
-5.4%
2Q
営業利益
実績: 251.4億円 / 予想: 440.0億円
-25.5%
売上高
実績: 3616.8億円 / 予想: 7300.0億円
-6.8%
3Q
営業利益
実績: 378.0億円 / 予想: 470.0億円
-16.5%
売上高
実績: 5494.6億円 / 予想: 7300.0億円
-5.8%
通期
営業利益
実績: 452.9億円 / 予想: 未開示
-10.9%
売上高
実績: 7382.4億円 / 予想: 未開示
-4.6%
3行解説
- 2026年3月期はメタノール市況の下落や、海外子会社の事業環境悪化等に伴う約784億円の巨額な減損損失を計上し、403億円の最終赤字に転落した。
- AIサーバー向け基板材料等の先端半導体関連は需要拡大により増収増益と好調を維持したが、基礎化学品分野の不振が全体の利益を押し下げた。
- 次期は減損損失の剥落やメタノール市況の回復を見込み、売上高8,400億円、最終利益460億円へのV字回復と10円の増配(年間110円)を計画している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -10.9% | — | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -16.5% | +0.1% | +25.1% | +26.5% | — |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | -25.5% | +1.8% | -10.0% | -5.8% | -5.5% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -30.2% | -0.5% | -7.3% | -0.2% | -0.3% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | +7.4% | +1.0% | -5.3% | -2.9% | +5.6% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | +17.2% | -0.6% | -13.3% | -11.1% | -11.6% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第98期(2024/04/01-2025/03/31)