KHネオケム株式会社は、世界トップクラスの「オキソ技術」をコアとする化学メーカーです。主な事業は、エアコン用冷凍機油原料(世界シェア首位級)や化粧品原料を含む「機能性材料」、最先端半導体製造用の高純度溶剤などの「電子材料」、そして溶剤や可塑剤原料の「基礎化学品」の3分野で構成されています。主要顧客は出光興産(売上比率17.5%)やミヤコ化学(同9.9%)です。競合環境としては、中国メーカーの増産による基礎化学品の価格競争激化にさらされる一方、高付加価値な機能性・電子材料分野では高い技術的優位性を維持しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-25 提出)収益性
営業利益率
9.8%
≧10%が優良
ROA
8.6%
≧5%が優良
ROE
10.8%
≧10%が優良
ROIC
9.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-3.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
-7.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-3.4%
≧10%が優良
3行解説
- 業績は電子材料が生成AI需要で増益(+11.4%)も、基礎化学品が中国の供給過剰と国内需要低迷で大幅減益(-53.5%)となり、全体では減収減益。
- 第5次中期経営計画(2025-2027年)を開始し、ROE 15%目標、累計営業利益449億円を目指し、環境・ヘルスケア・エレクトロニクスへの集中投資を明示。
- 配当性向40%目処、DOE 4%以上の還元方針のもと、2025年度は105円配当(前期比15円増)と50億円の自己株買いを実施し、株主還元姿勢を強化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-11 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 20.9億円 / 予想: 135.0億円
-22.6%
売上高
実績: 255.8億円 / 予想: 1140.0億円
-11.2%
3行解説
- 売上高・全段階利益で前年同期比2桁減の減収減益となったが、これは主力の冷凍機油原料の在庫調整と基礎化学品での大規模な定期修繕が重なったことによる。
- 一方で、生成AI関連の投資拡大を背景とした先端半導体向けの電子材料事業は、営業利益が前年同期比33.0%増と極めて力強い成長を見せている。
- 通期業績予想は据え置かれたが、中東情勢の不確実性を理由としており、今後の外部環境の変化が業績に与える影響を注視する構え。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-11 | 2026年12月期 第1四半期 | -22.6% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2025年12月期 通期 | -7.8% | +2.4% | +8.4% | +9.4% | +6.8% |
| 2025-11-05 | 2025年12月期 第3四半期 | +16.2% | -7.2% | -14.0% | -13.9% | -15.4% |
| 2025-08-04 | 2025年12月期 第2四半期 | +24.7% | +1.8% | -8.5% | -5.1% | -9.9% |
| 2025-05-08 | 2025年12月期 第1四半期 | +8.5% | -8.0% | -8.2% | -2.3% | -2.6% |
| 2025-02-07 | 2024年12月期 通期 | +22.6% | +15.9% | +20.7% | +21.3% | +19.6% |
有価証券報告書
2026-03-25 有価証券報告書-第16期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-25 有価証券報告書-第15期(2024/01/01-2024/12/31)