積水化学工業株式会社は、住宅、環境・ライフライン、高機能プラスチックス、メディカルの4つの主要事業を展開する多角化化学メーカーです。
- 住宅事業: ユニット住宅「セキスイハイム」の製造・販売、リフォーム、不動産。
- 環境・ライフライン事業: 塩化ビニル管・継手、管きょ更生材料、建築資材、合成木材。
- 高機能プラスチックス事業: 液晶用微粒子、合わせガラス用中間膜(世界トップシェア)、車両・電子用テープ。
- メディカル事業: 臨床検査薬、自動分析装置、医薬品原薬・中間体。 競合環境: 住宅では大手ハウスメーカー、化学素材では日系・外資の化学大手と競合しますが、高機能中間膜や微粒子などニッチトップな製品群で高い競争力を維持しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-16 提出)収益性
営業利益率
8.3%
≧10%が優良
ROA
8.1%
≧5%が優良
ROE
9.9%
≧10%が優良
ROIC
8.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
14.4%
≧10%が優良
EPS成長率
6.8%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高(1兆2,977億円)および各段階利益で過去最高を更新。高機能プラスチックス事業が牽引し、営業利益は前期比14.4%増と二桁成長を達成。
- 自己資本比率60.7%、ROE 10.2%と高い財務健全性と収益性を両立し、総還元性向50%以上を掲げる積極的な株主還元姿勢を維持。
- 新事業(ペロブスカイト太陽電池等)への投資や、3,000億円のM&A枠を設定した中期計画「Drive 2.0」を推進中だが、米国検査薬事業等の減損(約27億円)には注視が必要。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-28 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 212.2億円 / 予想: 1150.0億円
+5.1%
売上高
実績: 3051.5億円 / 予想: 1.4兆円
+2.1%
2Q
営業利益
実績: 454.5億円 / 予想: 1100.0億円
-6.7%
売上高
実績: 6298.0億円 / 予想: 1.3兆円
+0.1%
3Q
営業利益
実績: 729.0億円 / 予想: 1100.0億円
-5.8%
売上高
実績: 9599.1億円 / 予想: 1.3兆円
+0.5%
通期
営業利益
実績: 1064.8億円 / 予想: 未開示
-1.4%
売上高
実績: 1.3兆円 / 予想: 未開示
+0.9%
3行解説
- 売上高(1兆3,092億円)と経常利益(1,172億円)が過去最高を更新。国内住宅市況の低迷を為替差益や高付加価値品へのシフトで補った。
- 純利益は前期比8.2%減の751億円に沈んだ。エタノール化事業(148億円)や米国の検査薬事業等、総額233億円の減損損失計上が重石となった。
- 配当は16期連続増配となる年80円を決定。次期も81円への増配と、120億円を上限とする自己株式取得枠を設定し、株主還元姿勢を強化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-28 | 2026年3月期 通期 | -1.4% | +0.5% | -3.8% | — | — |
| 2026-01-29 | 2026年3月期 第3四半期 | -5.8% | -1.3% | +1.0% | -0.4% | -5.6% |
| 2025-10-30 | 2026年3月期 第2四半期 | -6.7% | -0.6% | -9.3% | -9.9% | -10.8% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +5.1% | -1.0% | -0.3% | +2.5% | -1.8% |
| 2025-04-28 | 2025年3月期 通期 | +14.4% | -0.4% | +0.3% | -3.6% | -4.6% |
| 2025-01-30 | 2025年3月期 第3四半期 | +17.5% | -0.2% | +4.3% | +7.2% | +8.2% |
有価証券報告書
2025-06-16 有価証券報告書-第103期(2024/04/01-2025/03/31)