株式会社野村総合研究所(NRI)は、コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービスの4事業を展開する日本最大手のシンクタンク・システムインテグレーターです。
- 事業内容: 政策提言から経営戦略、システム構築・運用までの一貫したサービスを提供。特に金融機関向けの共同利用型システムに強みを持ちます。
- 主要顧客: 野村ホールディングス(連結売上収益の9.4%:765億円)やセブン&アイ・ホールディングスグループ等。
- 競合環境: 従来型SIerに加え、コンサルティングファームやクラウドベンダーとのDX(デジタルトランスフォーメーション)領域での競争が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
15.0%
≧10%が優良
ROA
12.4%
≧5%が優良
ROE
22.5%
≧10%が優良
ROIC
12.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
11.9%
≧10%が優良
EPS成長率
19.5%
≧10%が優良
3行解説
- DX需要の継続と金融・コンサル部門の躍進により、売上収益7,648億円(前年比3.8%増)、営業利益1,349億円(同12.0%増)と過去最高を更新。
- ROEは22.5%と高い資本効率を維持し、年間配当63円(配当性向38.6%)と300億円規模の自社株買いを実施するなど、株主還元姿勢が極めて強力。
- 2030年を見据えた「V2030」に向け北米事業の大型化を急ぐが、産業IT部門の海外収益減や多額ののれん(1,097億円)の減損リスクが今後の注視点。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-24 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 372.5億円 / 予想: 1500.0億円
+14.1%
売上高
実績: 1957.7億円 / 予想: 8100.0億円
+4.1%
2Q
営業利益
実績: 788.0億円 / 予想: 1500.0億円
+20.1%
売上高
実績: 3970.7億円 / 予想: 8100.0億円
+5.4%
3Q
営業利益
実績: 1187.8億円 / 予想: 1500.0億円
+16.0%
売上高
実績: 6023.3億円 / 予想: 8100.0億円
+6.0%
通期
営業利益
実績: 582.7億円 / 予想: 未開示
-56.8%
売上高
実績: 8147.1億円 / 予想: 未開示
+6.5%
3行解説
・売上収益は8,147億円(前期比6.5%増)と堅調に推移したが、豪州・北米事業ののれん減損損失により、営業利益は582億円(同56.8%減)と大幅な減益着地。 ・国内事業は金融ITやIT基盤サービスを中心に旺盛なDX需要を捉えて増益を維持しており、一時的な減損要因を除いた「事業利益」は1,566億円(同16.3%増)と過去最高。 ・次期(2027年3月期)は営業利益1,750億円(200.3%増)とV字回復を見込む強気の予想に加え、自己株式取得(上限700億円)や増配など株主還元を強化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-24 | 2026年3月期 通期 | -56.8% | +0.3% | — | — | — |
| 2026-01-29 | 2026年3月期 第3四半期 | +16.0% | -1.9% | -28.2% | -38.9% | -26.7% |
| 2025-10-30 | 2026年3月期 第2四半期 | +20.1% | -0.6% | -0.9% | +8.4% | +0.6% |
| 2025-07-28 | 2026年3月期 第1四半期 | +14.1% | -1.0% | +9.5% | +1.9% | -2.6% |
| 2025-04-24 | 2025年3月期 通期 | +12.0% | -1.6% | -3.1% | +2.7% | -1.9% |
| 2025-01-30 | 2025年3月期 第3四半期 | +12.2% | -2.0% | +7.4% | +3.0% | -0.6% |
有価証券報告書
2025-06-18 有価証券報告書-第60期(2024/04/01-2025/03/31)